俺がうたた寝をしていると急に暗くなった。
「ん? なんだ? 急に暗く……」
洞窟の天井付近に何かいる。でかいな。あれは魚かな?
「はじめまして。ピラルクンツァイトです」
「おう。で? お前は俺にどんな試練を与えるつもりなんだ?」
俺のいた世界では世界最大級の淡水魚として知られてるけど、この世界ではどうなんだろうな。というか、こいつ二十メートルくらいないか?
「そうだなー。じゃあ、体をきれいにしてくれー」
「分かった。よし、じゃあ、やるか! みんなで!!」
『え?』
「当たり前だろ! 一人でやってたら徹夜確定だ! それにお前たちはもう俺の所有物なんだから俺が何に使おうが俺の勝手だろう?」
みんなしぶしぶ俺に協力してくれた。ありがたや、ありがたや。
「よおし、終わったー。ものすごくきれいになったぞ! ピラルクンツァイト!!」
「ありがとう。なんだか生まれ変わったような気がするよ」
「大袈裟だなー、まあ別にいいけど。えっと、これからよろしくな! ピラルクンツァイト!!」
「ああ、よろしく頼む」
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