hsnr、nrhs( hsnr寄り)
付き合ってる
遅れてごめん
hsn目線
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今日は僕の誕生日。沢山の人に祝われた。
まぁ防衛隊には数年居るわけやし、沢山の人に祝われるのは初めてやない。けどやっぱり、普通に暮らしてた時に比べると祝ってくれる人数も多くて嬉しさが増す。
ただ不満があるとすれば、まだ恋人である鳴海隊長に祝って貰えてないこと。
もう夜やん。部隊が違うとはいえ連絡はしてくれるもんやないんか。とか色々言いたいことはある。
でもとりあえず、悲しいわ。その感情が一番。
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ピコン
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「 … … !!」
なんや、鳴海隊長か!?とか期待を膨らませて、胸ポケットで振動したスマホに手をやる。
[ 副隊長!!お時間あれば有明の方
︎︎ 来てくれませんか!! ]
「 … … カフカか。」
期待していた人ではなくて不貞腐れるけど、そんなん僕らしくないからそんな思考は捨てる。
てか、誰かが連絡くれただけで嬉しいはずやし!
…有明、行くか。ついでに鳴海隊長の所顔出しに行こ。
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有明__
行き慣れた場所。恋人になってから頻繁に行ってたし、行くことの遠慮も抵抗も無くなった。
鳴海隊長からこっちに来てくれることは無いからたまには来てくれたっていいのにとか思う。まぁでも、あの人は面倒くさがりやからな。
少し苦笑いをして足を進めた。
「 あっ!副隊長ぉ〜!!」
「 おー、四ノ宮も一緒か 笑 」
いつもと変わらぬ調子で僕を呼ぶカフカを見て少し元気が出る。まぁどこぞの隊長さんのせいでちょっと気分落ち込んでたし。
「 お、お誕生日おめでとうございます… 」
「 お誕生日おめでとうございます!!」
「 ありがとーな、元気でたわ。笑 」
じゃ…この後は鳴海隊長に会いに…
いや、もう行かんでええか。行ったところで拒否られて誕生日を悲しい気持ちで終わらせることになりそうやしな。
「 じゃ、もう僕帰ろかな… 」__
「 ほ、保科副隊長っ!!」
「 なんや四ノ宮?」
「 ぜ、絶対!!バカ師匠の所、行って くださいね!! 」
「 …え?、..お、おん…、」
” 鳴海隊長の所に行け “そう真剣な目で訴える四ノ宮に違和感を覚える。なんか頬赤くなってないか?
動揺したまんま急いで返事したせいで同意してもうたし。あーもー、行くしかないやん。そのまんま帰ったらやなヤツなるし。
「 はぁー”、さっむ… 」
もう世間は段々と冬に近づいてより一層肌寒い。こういう時、カップルなら抱き合って温め合うんやろなぁ。やってみたいわぁ。
「 … … … 」
…いや、想像してみたけどだいぶキモイ。やっぱ違和感しかないわな。
「 …あ、」
目に映る文字は” 隊長室 “。色々考え事してたし一瞬やったな。
「 すぅ… … 」
軽く深呼吸をして取っ手に手をかけた。
ガチャッ”
「 …ッな、保科… …ッ、”// 」
「 鳴海隊長なんで照れて…って、…え? 」
目の前に居たのは布団に呑気に寝転がる鳴海隊長__と思いきや、
布団の上にちょこんと座って、顔を耳まで赤く染めて、リボン結びをした、可愛らしいピンク色のリボンを体に緩く巻いている鳴海隊長だった。
「 た、たんじょーび、おめでと… … // 」
慣れてない声で上目遣いをして言う鳴海隊長はより一層可愛く見えた。
「 プレゼントはボク…的な?、… 笑 … 」
別に嬉しくないよなとでも言うような苦笑いをしている鳴海隊長にはキュートアグレッションでも起こしそうだった。
「 な、なんですか…それ……なんでそんなこと… 」
とりあえず、そのような可愛らしく愛おしいことをするまでの経緯を問いかけた。
「 誕生日何したらいいか分かんなくて… 」
「 四ノ宮に聞いたら…こんなことされて…… 」
「 保科、…うれしーか?、… 」
不安そうな表情を浮かべて僕に反応を聞く恋人はとても可愛い。
「 嬉しいに決まってるやん、っ、” 」
「 最高の誕生日や。」
「 弦くん、ありがとな。笑 」
弦くんのお陰で疲れ吹っ飛んだわなんて調子こいて僕は笑った。
「 ………ッ、!!/// 」
「 げん…??、..下の名前…、?、」
弦くんは急に下の名前で呼ばれて嬉しそうな恥ずかしそうな反応をした。
「 そーや、あんたの下の名前、弦くんやろ?」
「 …えへ、…げんくん… 」
目の前で指をくるくるして自分の名前を連呼する彼は幼児みたいで幼くて小さく見えた。とても愛おしくて、可愛らしい彼氏や。
「 たんじょーび、…おめでと、…… 」
「 何回言うねん、それ。笑 」
「 そーしろう、/// 」
少し目を逸らして小さく僕の名前を呟いた。そのような言動につい目を見開いてしまった。
「 え?」
「 なっ、なんでもない!!!!// 」
あー、嬉しいわ、ほんま最高の誕生日やった。弦くんと付き合うとうてよかったって思えた。幸せもんやな。
ぎゅ
「 んぅっ、」
嬉しくて仕方なくて僕は弦くんに飛びついた。肌が触れ合って寒かったはずの体温は一気に暖かくなった。
「 ほんまありがとうなっ、!」
「 へへ、来年もいわってやる!!」
満足気に笑う君はとても暖かかった。
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コメント
6件
鳴海さんの可愛さがストレートにぐっさり刺さりました…ッ やっぱり甘々な保鳴(鳴保)大好き😽︎💞
ごめーん浮上出来なかったよ~~😭 舌っ足らず隊長かわよすぎんか…👍