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「ここか…」
そこは森の奥に聳え立つ少し古びた教会
しばらく誰も使っていない形跡があるが、ここからはちゃんと人の気配がする
誰にも気づかれないし悟られない、影で身を潜めて自分たちの秘密を守っている謎の集団
【異灯汝《イテイジョ》】
この現代社会では生きていけない“異形”達を集めていると言う噂だ
俺はその忌々しい雰囲気に恐怖感を抱いたが、入るしかなかった
もう覚悟は決めた
俺は今日、自分のコンプレックスと向き合うことを決めたんだ。
手を振るわせながら俺は教会のドアを開けた
「…失礼します」
「おや、来た様ですね」
ドアを開けた先には、サングラスをかけたリーダーらしき男性がいた
その横にはピンク髪の女がいて、他の席にも何人か座っているのが見える
「?玲央にぃ、あいつ誰」
「お、俺は」
「彼は今日から私たちの仲間になる方です」
「はぁ?玲央にぃまた人増やしたの?いい加減に辞めなよもう充分でしょ…」
「私達のチームに制限はありませんから」
「……あっそ」
「あっすみません、こちらの話ですので気にしないでください」
「えっはい…」
「貴方は東雲遼《しののめりょう》さんであっていますか?」
「はい」
「自己紹介が遅れましたね。私は真柴玲央と申します。よろしく」
「はい、真柴さん…」
「そして隣が…瑠花?」
「…天城瑠花、よろしく」
「よろしく」
「あ?先輩には敬語使えよ馴れ馴れしい」
「えっ…あっはいすみません」
なんだこいつ…俺が苦手なタイプの女だ…
「後、アタシ男だから、そこんとこ間違えないでねー」
「え……男?…男!?」
「ハハッ、驚くのも仕方が無いですよ、これもこの子の個性なんです」
「は、はぁ…」
世の中には色々な人がいるんだなと改めて知った
そう言えば他の席に座っている人達は良いのだろうか…後で名前聞きに行くか
「早速で悪いんですが、貴方 には仕事をしてもらいたい」
「仕事?ですか?」
「はい、電話の時に内容を言うのを忘れていたんですが安心してください、貴方には仮のパートナーをつけますから」
「パートナー?」
「あっ、丁度帰ってきた様ですよ」
その時、後ろのドアが開く気配がした
「リーダー戻ったで〜!あれ?君誰?」
「お帰りなさい光沙、その子は昨日言っていた君にお世話をしてもらう子ですよ」
「あぁ君がそうなん?」
「えっまあ…」
「えーっと確か東雲くんやっけ?!僕は光沙っちゅうねん!よろしゅう!」
「光沙さん、よろしくお願いします」
「そんな敬語なんて使わんでええよ!僕も基本タメやからそっちもタメにしてくれや!」
「あ、嗚呼わかったよ、よろしくな光沙」
「よろしゅう!」
「お二人の仲も深まったところで光沙、早速東雲君に仕事を教えてくれ」
「わかりました!じゃあ東雲くんいこか!」
「わかった!」
「二人共行ってらっしゃい」
「…さあ、彼は生きて帰って来れるのかな?」