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俺は光沙さんに言われるがままに着いて行った


しばらくすると森を抜けて道路に出た


「良しと、着いたで〜!」


「えっ、もう?」


「うん!案外ここから事務所って結構遠いんよね〜」


さっき俺が通ってきた時と何も変わっていない


ここで一体何をするんだ?


「おっ、もう少しやな」


「何が?」


その時、数棟のビルが一気に爆発し、謎の巨大な物体と共に爆風が押し寄せた


「…は?」


それは最近東京を中心とした全国で話題になっていた化け物“モンスター”だった


モンスターは突然現れ街を半壊させては、突然何者かによって倒されていると有名だった


どうぜ自分には縁の無い物だと思っていたがこんなところで遭遇するとは思わなかった


一気に当たりは悲鳴と火の子で溢れ、その場にいるのは俺と光沙だけになった


「東雲くん握力何キロ?」


「え?今?」


「今今〜ほら早くせんとやばいで〜!」


「え、まあ80くらいは…」


「たっか〜さすが異形やわ〜じゃあこれ持って!」


そう言うと光沙は俺の方に何かを投げてきた


「うわっ!?おっと…斧?」


「そんじゃあれに攻撃!」


「あれに!?」


「そっ、これが僕らの仕事」


「これが…!?いきなりそんなこと言われたって…」


「…しゃ〜ないな〜、ちょっと待ってな」


そう言うと、光沙は自分の団子結びにした髪の中から巨大な目玉を表した


「目…!?」


その目とモンスターの目が合った時、突然モンスターは動きを止めた


「…止まった…?」


「さっ、いまのうちやで東雲くん。あいつ殺したって」


「嫌だから俺生き物を殺したことなんて無いし…無理だって…!」


「できるよ君なら!やらないとこの仕事はやっていけんよ!」


「…でも……」


「…わかった」


「えっ」


「じゃあ僕がお手本見せるから、そこで見てて」


「お手本…?」


そう言うと光沙はモンスターの方を向いて、更に目を開けた


その瞬間、モンスターの顔色…と言うか、体の色が紫に変わって行った


そしてモンスターは時限爆弾かの様に体が破裂した


俺はそれを見て唖然としていた。この一瞬で一体何が合ったのか分からなかった


「これが僕の異形、能力や。まあお手本言うてもこの能力は僕しか使えへんけどね」


光沙は少し苦笑いをしながら言った


「次は一緒に倒そな!」


光沙はそう言い俺の方に手を差し伸べた


その時、光沙の後ろで何かが動いているのが見えた


さっき倒したモンスターが再生して光沙に攻撃をしようとしていた


「光沙!」


「えっ」


光沙は咄嗟に振り向いたが、避けるには時間が無かった


(あかん…避けられへん…!)


次の瞬間、光沙の横に風が横切り、その場にいたはずの東雲がいなくなっていた


咄嗟にモンスターの方を向くと、モンスターに向けて斧を振り上げている東雲の姿が映った



瞬きもしない間に、モンスターは真っ二つにされ倒されていた


モンスターの死体の前には、モンスターの血のついた斧を持った東雲が息を切らしながら立っていた


「し、東雲く…」


「!光沙!怪我は無いか?」


「……うん、僕は平気やで、東雲くんこそ大丈夫なん?」


「俺は……うん…」


東雲くんの声は生気が無く、手は少し震えていた


「俺さ、異形なくせにこう言うこと一度もしたことなくて、さっきも咄嗟にやってたけど、すっげぇ怖かったんだ」


そう言いながら東雲くんはその場でゆっくり縮こまった


「…なんで、なんでそんな状況でモンスター倒したん?」


僕は一番疑問だったことを質問した


「……光沙が」


「光沙が、死んじゃうと思ったから…」


思いもしなかった返答に僕は少し驚いた。そんなことを言う東雲くんは、幼い子供の様にも見えた


「…そっかぁ、ありがとうね!東雲くん!」


「……嗚呼」


「じゃ、一旦帰ろか、仕事終わったことリーダーに報告せな」


「わかった」

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小説かくのうま!!ラノベの才能絶対ある

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