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「っ!」
バッ
ある部屋の一室。夢に出てきた言葉。それを聞いた途端、その部屋の主は突然飛び上がった。それは、長年その者を苦しめている呪いの言葉だった。
「カルドー。ご飯出来たわよー」
下からそんな母親の声が聞こえた。
「はーい」
俺は学校に行く準備を終えてからリビングに行った。
「いってきます」
と言って俺は家を出た。
「いってらっしゃい」
玄関のドアを閉める時に母親の声が聞こえた。
ガヤガヤ
周りが高校に近づくにつれ騒がしくなってきた。
そう言えば…今日は入学式だったな。問題を起こすような奴が居なければいいけど…。
と、考えているカルドに二人の新入生が話し掛けてきた。
「「カルド/さん!」」
ツララとレインだった。
「カルド、久しぶり。最後があんな別れ方だったから会えて良かった」
と、泣きそうになりながらツララが言った。
「カルドさん、お久しぶりです。神格者全員心配してましたよ」
何処か寂しいそうな雰囲気を醸し出しながらレインが言った。
「誰?」
「「え」」
カルドが言った一言にツララとレインは目を見開いて絶望したような顔をした。
「?いや、だから君ら誰?」
とカルドはそんな二人に訝しげに聞いた。
「っ!カルド…、忘れたの?ツララ…だよ」
「っ!カルドさん?何を言って…」
と、そこに
「おっ!カルド!そこで何してんだ?」
レナトスが来た。
「レナトス…。カ…カルドが……」
「レナトスさん…」
と、絶望的な顔をする二人を見てレナトスは何かを察した。
「あぁ〜、ツララ、レイン、ちょっとこっち来い」
レナトス達三人は、カルドから離れた所に来た。
「あの…」
レインがレナトスに話し掛けようとした。
「お前らに言っておく、カルドに記憶はない。だから、今のカルドを魔法人材管理局局長カルド・ゲヘナとして接するのは辞めておけ。性格も全然違う。辛くなるのはお前らだ」
「「!…はい」」
ツララとレインは苦しそうな顔をして言った。
「じゃ、カルドの所に戻るぞ!」
と、そんな暗い空気を吹き飛ばすようにレナトスが言った。
カルドの所に戻るためにさっきまでいた所に行った三人
「「「……」」」
「カルド、いねーじゃん!」
が、そこにカルドは居なかった。教室に行ったのだ。三人を置いて。
つづく
あとがき
…書くことない。てゆうか、続き決めてない。やばい。
言うの忘れてましたが、自分が今連載してる鐵条の世界線と同じです(主はそのつもりです)。いつか、絡みを見たいな…。
では、次回また会いましょう
ヽ(・∀・)バイバーイ