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3 - 第2話 はちみつが嫌い

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2024年03月23日

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2-4教室にて

「カルド~、何で先行ったんだ?」


俺が本を読んでいると、レナトスが話し掛けてきた。


「うっざ」

レナトスは2年で同じクラスになってからこの調子だ。ことある事にカルドに話し掛けてくる。

「ひどくね!はちみつやるから機嫌直せよ」

と、レナトスがはちみつをカルドに渡そうと懐から出すと、

「…何で俺がはちみつで機嫌が直るとおもったの?」

と、嫌そうな顔をして言った。

「カルド、はちみつ好きだろ?」




「え、嫌いだけど」




何でさも当たり前みたいな顔で言ってるの?

てゆうか、さっき懐からはちみつ出したよね?常に持ち歩いてるのかな?


と、考えていた俺はさっきからレナトスが一言も喋ってないことに気づいた。


「?どうしの、レナト…ス」

…え?フリーズしてる…。何で?フリーズする要素何処にあった?



え、怖っ。



そう思ったカルドだったが、触れたら面倒臭そうだったので、無視して本を読むことにした。


「…カルド」

レナトスの事を放って本を読み始めた俺にレナトスが話し掛けてきた。

「何?」

「お前…、何かやばい物でも食べたのか?」

「何も食べてないけど」

レナトスが心配そうな顔をしてカルドに聞いたが、カルドはそれを呆れたように軽く受け流した。

「…じゃあ、何ではちみつが嫌いなんだ?」

「…さっきからなんなの?……それに、はちみつが嫌いな理由を君に教える義務はないよ」

カルドは何処か寂しそうに言った。

それをレナトスは見逃さなかった。

「…そうか」





放課後

俺が帰る準備をしているとレナトスが話し掛けてきた。

「カルド、一緒に帰ろうぜ」

「嫌だけど」即答

「そこをなんとか!」

と、レナトスとそんな会話をしていると、教室中の視線が集まりだした。それはそうだろう。レナトスが今にも土下座しそうな勢いでカルドに迫っているのだから。


ヤバい。教室の視線が集まり出した。


「…ハァー。今回だけだよ」

「やりー」





帰宅途中

二人が他愛もない会話をしていると、レナトスがダメ押しでカルドに聞いた。

「なぁ、お前の家行っていいか?」

それを聞いたカルドはすごく嫌そうな顔をしたが、

「どうせ、ダメって言っても来るてしょ」

「…ドウダロウナ」

レナトスはそう言いながら目を逸らした。

「絶対そうじゃん!」

まぁ、減るもんじゃないしな…。

「…いいよ」

「!サンキュー」


レナトスがそこら辺の女なら失神してしまいそうな笑顔をして言った。それを見たカルドはすごく冷たい顔で、声で言った。


「…君はいいよね、ここからそんな風に笑えて」ボソッ

そんなカルドの呟きにレナトスは気づかなかった。





つづく




あとがき

最後のカルドの言葉なんか…不穏だね。

てゆうか自分、投稿頻度を遅くするいい方法を思い付いた。◯◯♡で次出すみたいなのやれば、その♡数にいかなければ遅くなっても大丈夫じゃね?名案。

とゆう事で、次回また会いましょう

ヽ(・∀・)バイバーイ



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