新連載「青葉城西のマネは若頭でした」スターティンです!並行で出してる宮兄弟の妹が全然伸びないので悲椎名林檎ってことでやってますけども、今回の主人公はオリキャラなのでオリキャラ注意です!⚠️
偽名)山辺 楓《やまべ かえで》(16)
本名)神辺 楓《かんべ かえで》(16)
性格)表上はくらい陰キャ女子。裏では神辺組(893)の若頭。父から経営を任されている実力派で、頭脳はもちろん身体能力も異常なくらい高い。冷静で口が悪く毒舌。
詳細)神辺組の若頭で、家がマンション1棟。1フロアを自分用のオフィス兼家として使っている。他人の出入りあるがほぼプライベート空間のためほぼ一人暮らし。ご飯はいつも自分で作ってる。学校へは車で近所まで送迎付き。学校の近くに行ったらバレたくないから歩いていく。ちなみに裏の見た目はめちゃくちゃ怖いギャル。
最近の悩み)何故かバレー部のマネージャーを先生に押し付けられたこと。なんでウチ?
一人称)うち
好きな〇〇)料理、音楽
嫌いな〇〇)イケメン、チャラ男、ナルシスト、いじめ
一言)特に言うことないわ
だそうです!それではスターティン!☆
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教室
カエデ「おはようございます…」
今日も誰も挨拶をしない教室に入る。逆に心地が
良いくらいだ。…もう慣れたから。
先生「今日は部活について話すぞ」
部活か…興味無いな…。どうせ入らなくてもいい
んなら入らなくていいよな
先生「それと、山辺さん」
カエデ「はい」
先生「話があるので前に来て貰えますか?」
…嫌な予感がする。
カエデ「わかりました」
嫌な予感は的中した。
先生「実はね、男子バレー部よマネージャーをし
て欲しいの」
うちが?嫌に決まってるじゃん。
カエデ「嫌です」
先生「そこをなんとか、できませんか?」
カエデ「なんでうちなんですか?」
先生「部活入ってなくてしっかりしてそうな子
が山辺さんくらいしかいなくて…」
カエデ「そうですか」
先生「お願いできるかしら?」
カエデ「…」
カエデ「わかりました」
言ってしまった。いや、言わされたという方が正
しいだろう。
先生「本当ですか?ありがとうございます!」
カエデ「はい…」
先生「えっと、そしたらこのクラスでバレー部
は…国見だな、国見に放課後案内してもらいな」
カエデ「はい」
先生「じゃ、お願いね」
カエデ「はい…」
正直すごい嫌だ。うちだって暇じゃないんだよ。
…まぁいいけど。
放課後
アキラ「君が山辺さんだよね?」
カエデ「うん」
アキラ「先生から話は聞いたよ、災難だね…」
カエデ「ううん…私にはこれくらいしか出来ないか
ら…」
アキラ「そっか…じゃ行こっか」(あまり得意ではな
いタイプだ)
カエデ「うん」(なんでこんな陰キャ演じてるんだ
ろ…)
体育館
アキラ「こんにちは」
トオル「お、国見ちゃん!と、後ろの子は?」
アキラ「先生に頼まれてマネになっちゃった子で
す」
トオル「そうなんだ…あいにくマネは募集してな
かったんだけどね☆」
ハジメ「とりあえず軽くチェックだけさせてくれ」
カエデ「はい」
ハジメ「名前なんだ?」
カエデ「か…山辺 楓です」
ハジメ「そうか、次の質問だ」
ハジメ「こいつを見てどう思った?」
トオル「こいつって酷いよ岩ちゃん!」
カエデ「…イケメンチャラ男嫌い、以上です」
アキラ「(´^ω^`)ブフォwww」
ハジメ「(´^ω^`)ブフォwww」
うちはなんでこんな質問されてるんか分からな
かった。
ハジメ「合格だな笑」
カエデ「マネに合否があるんですね」
ハジメ「実はな、こいつ目当てに入部してくる女子
が多くてな…」
カエデ「このクズみたいな見た目の人にですか?」
トオル「酷いよさっきから」
カエデ「あ”?」
トオル「ごめんなさい」
アキラ「すごい…」
ハジメ「よし、なら今日からマネだな!俺は3年岩
泉一だ!よろしくな!」
カエデ「岩泉先輩、よろしくっす」
トオル「やっほー及川さんだよ☆」
カエデ「チャラ男ですね、よろしくっす」
トオル「酷い!」
アキラ「俺はもう知ってると思うけど…国見英。よ
ろしく。」
カエデ「あき、よろ」
アキラ「ん」
ユウタロー「俺は1年金田一勇太郎だ、よろしく」
カエデ「ゆう、よろ」
ユウタロー「おう」
タカヒロ「俺は3年花巻貴大だ」
カエデ「花巻先輩」
イッセイ「3年松川一静だ」
カエデ「松川先輩」
ハジメ「ってことだな、とりあえず仕事は俺が教え
るから、ついてきてな!」
カエデ「うす」
なんかバレー部のみんなには素が出せるかも…
ハジメ「ここでスポドリを作るんだ。ジャグ満タン
で袋3つな」
カエデ「うす」
ハジメ「あとは振るだけだ」
カエデ「結構重いんすね」
ハジメ「そうだ、量作るから大変だと思うけど頑
張ってな」
カエデ「うす」
カエデ「岩泉先輩って優しいっすね」
ハジメ「そ、そうか?」
カエデ「気遣いができるっつーか、なんか保護者感
あります」
ハジメ「そうか?笑」
カエデ「うす」
カエデ「出来ました」
ハジメ「おけ、じゃあこれを体育館に」
カエデ「うす」
カエデ「みなさんスポドリ出来たっす」
部員「ありがとな」
カエデ「うす」
ハジメ「ま、とりあえず仕事はこれくらいだな」
カエデ「うす」
トオル「ねぇねぇ楓ちゃん☆」
カエデ「なんすか?」
トオル「なんか口調荒いよね楓ちゃんって」
カエデ「そっすか?」
トオル「うん!圧かけられた時死ぬかと思ったも
ん笑」
まぁそういう仕事してるからな笑、とは言えな
かった。いや、口が裂けても言えない。
カエデ「てかチャラ男さん主将なんすね」
トオル「いや酷くない?」
カエデ「酷くない」
トオル「ねぇ!☆」
カエデ「(´Д`)ハァ…」
ハジメ「またマネに絡んでるんじゃねぇよクソ
川!」
トオル「酷い岩ちゃん!」
ハジメ「うるせぇ!早く始めんぞ!」
トオル「うわぁ(ᯅ̈ )」
(´Д`)ハァ…
ほんとにあの人苦手だな
モブ(何よあいつ、私の及川さんとイチャイチャし
やがって!いいわ!思い知らせてやる!)
なんか見られてたな…あいつは、モブか?えーっ
と…視線の先は、うちと及川…なるほどね、何と
なくしようとしてることはわかった。若頭舐めん
なっての!
トオル「今日は終わり!」
部員「…」
ハジメ「今日は終わりだ、早く帰れよー」
部員「はい!」
トオル「みんな酷いよ!」
カエデ「日頃の行いだな(ボソッ)」
カエデ「電話しよ(ボソッ)」
電話
カエデ「もしもし、ミカさん?」
ミカ(召使い)「はい、楓様」
カエデ「学校終わったよ」
ミカ「わかりました、車手配します。」
カエデ「ありがとねいつも」
ミカ「いえ」
戻るか。
カエデ「(´Д`)ハァ…」
トオル「ため息なんか吐いてどうしたの?☆」
カエデ「チャラ男、うるさい」
トオル「酷い☆」
カエデ「ウザ…(ボソッ)」
トオル「聞こえてるからね!☆」
カエデ「(´Д`)ハァ…」
トオル (こんなに及川さんに興味を持たない子は初
め てだ…なんだろうこの気持ち、もっとかまって
欲 しい…)
カエデ「もう少しここいてもいいっすか?」
トオル「何、まだ及川さんと一緒にいたいのかな?
☆」
カエデ「ちげぇわボケ」
トオル「口悪☆」
カエデ「ならあんたは性悪だな」
トオル「酷いよ☆」
カエデ「まだかな」
トオル「何が?」
カエデ「迎え」
トオル「迎え呼んだの?」
カエデ「いつもそうっすよ、登下校迎えっす」
トオル「そうなの?」(もしや家が大金持ちなのか
な?)👈半分あってる
📞 ̖́-
カエデ「電話だ」
カエデ「もしもし」
ミカ「楓様、到着しました」
カエデ「ありがとね、今行く」
ミカ「はい、お待ちしております」
トオル「ねぇ、楓ちゃんの家ってさ、結構お金持
ち?☆」
カエデ「はいかいいえで言えば、はいですね」
トオル「どのくらい大きいの?」
カエデ「どのくらいって言われても…マンションの
1フロア?」
トオル「え?」
カエデ「うちマンション一棟丸ごと持ち家なんっす
けど、そのうちの1フロア使ってる感じっすね」
トオル ( ゚д゚)ポカーン
カエデ「写真撮ったろ笑」
( ˘꒳˘ノ)ノ📸カシャー
カエデ「いい写真撮れた笑」
トオル「ね、ねぇ」
カエデ「はい?」
トオル「車の所まで行ってもいい?」
カエデ「うーん…まぁいいっすよ」
トオル「やった!」
カエデ「早く行きますよ」
トオル「うん!☆」
カエデ「てか自転車ですか?」
トオル「歩きだよ」
カエデ「なら送ってきます、時間遅いんで」
トオル「いいの!?ありがとう☆」
カエデ「まぁ…うす」
ミカ「お待ちしておりました」
カエデ「待たせちまってごめんな、この人送ってっ
てもいいよな?」
ミカ「大丈夫です」
カエデ「じゃ、乗ってください」
トオル「これって…総理大臣とか乗ってそうなやつ
じゃん…」
カエデ「?早く乗ってくだせぇ」
トオル「う、うん…」
カエデ「場所は?」
トオル「〇〇の角」
カエデ「そこまでお願いな」
ミカ「かしこまりました」
トオル「召使いさん?」
カエデ「そうそう、昔からうちん事見てくれとる世
話係みてぇな人っす」
トオル「そうなんだ…」
カエデ「あ、これいります?」
トオル「何?これ☆」
カエデ「シャ〇ルのバッグ」
トオル「は!?」
カエデ「これもう使わねんっすよ、捨てんのも
もったいねぇから…つっても女物だから使わねぇ
ならうっちゃっちゃっていいっす」
トオル「あ、ありがとう…」
カエデ「もう着くっすね」
トオル「うん」
トオル「ありがとうございました」
ミカ「いえいえ、お気をつけください」
カエデ「また明日っす」
トオル「じゃね!」
カエデ「帰ろか」
ミカ「はい」
カエデ「あ、所で、来週の予定どうなっとん?」
ミカ「来週ですか、来週はボスと一緒に商談です
ね、土曜日です」
カエデ「りょ、他はねん?」
ミカ「ございません」
カエデ「ありがとな」
ミカ「いえいえ、私に出来ることならなんでも仰っ
てください」
カエデ「優しいな、ミカさんは」
ミカ「とんでもございません」
翌日
トオル「あ!楓ちゃん昨日はありがとねー」
カエデ「うす、ミカにも言っときます」
トオル「うん☆」
ハジメ「随分仲良くなったな」
カエデ「昨日家まで送ってったんっすよ」
ハジメ「そうなのか…車か?」
カエデ「うち毎日登下校車なんで」
ハジメ「セレブじゃんかよ笑」
トオル「岩ちゃん、舐めちゃいけないよ…本物のセ
レブだよ…」
ハジメ「何言ってんだ?」
トオル「昨日これ貰ったの」(シャネ〇のバッグ)
ハジメ「は…!?」
トオル「てか昨日聞き忘れたけどこれいくらだった
の?」
カエデ「いくらだったかなー…うーん、50万く
らい?」
トオル「え!?」
カエデ「安いっすよね」
トオル「いや高いでしょ!」
カエデ「?いやいや高いっつったら1億とかそんく
らいっす」
ハジメ「さすがセレブ、桁がちげぇ…」
ハジメ「親からのプレゼントかなんかか?」
カエデ「自分で買ったっす」
ハジメ「は…は!?」
カエデ「うちこれ持っとるんで」(ブラックカード)
部員「はぁぁぁぁぁぁ!?」
カエデ キ──乁( ˙-˙ )厂──ン
ハジメ「どういうことだこれは!?」
カエデ「ま、金は腐るほどあるってことっす」
部員 ( ゚д゚)ポカーン
モブ「何よあいつ…金持ちだからって調子乗るん
じゃないわよ!」
カエデ「ごめんだけど、それ全部聞こえてるよ?」
モブ「は…いつの間にここに!?」
カエデ「うちがお前のことに気づいてないとでも
思ってたん?」
モブ「はぁ?私はね!あんたが気に食わないの
よ!あんたみたいな陰キャが及川さんと…!」
カエデ「おもろいな、負け犬の遠吠えは。という
か、うち及川に全く興味ねんだわ」
モブ「は…?」
カエデ「それと、薄々気づいてんじゃねぇの?うち
が性格作ってんの。試しに明日から本来の姿で登
校してやろうか?」
モブ「な!やれるもんならやってみなさいよ!」
カエデ「後悔しても知らねぇぞ」
モブ (そう言ってられるのも今のうちよ!)
翌日
カエデ「おはざす」
トオル「楓ちゃん!?どうしたの?」
カエデ「どうしたもこうしたもこれがうちや」
トオル「へ?見た目全然違くない!?」
カエデ「それがどしたんすか?」
トオル「え…なんというか…タイプ」
カエデ「きしょ」
トオル ( ゚∀゚):∵グハッ!!
ハジメ「楓なのか…!?」
カエデ「うす」
ハジメ「めちゃくちゃギャル…」
カエデ「うす」
イッセイ「いいなーギャル1回くらいヤらせてくれ
よ」
タカヒロ「松川サイテー」
カエデ「別にいいっすけど」
イッセイ「楓ちゃんさ、俺が言えることじゃないけど
体大切にしなよ?///」
タカヒロ「ほんとにお前が言えることじゃねぇよ笑」
アキラ「楓…?」
カエデ「ん?あき、どした?固まってんぞ」
アキラ「…好き」
カエデ「そ、嬉しいわ」
アキラ「///」
カエデ「あれ、ゆう?どしたん?こっち来い」
ユウタロー「無理無理…」
カエデ「じゃあねぇな…うちが引っ張ったるわ」
ユウタロー チ───(´-ω-`)───ン
カエデ「なんこいつ?気絶したんじゃけど」
ハジメ「なんかいつにも増して口悪くね?」
カエデ「いや、いつもこんなんっすよ?」
ハジメ「そ、そうか」
タカヒロ「いいな、SMプレイとかもありだな」
イッセイ「お前も人の事言えねぇじゃねぇかよ」
カエデ「ヤる?」
タカヒロ「え、いんすか?///」
カエデ「おん」
ハジメ「ほんとにお前らは…」
カエデ「ほんとっす」
ハジメ「てか敬語外していいんじゃねぇか?」
カエデ「っすか?」
3年組「異議なーし」
カエデ「んなら外すわ」
トオル「ねぇねぇ」
カエデ「なん?」
トオル「今度家連れてってよ!」
カエデ「別にいいけど…いやダメか?」
トオル「いいじゃんいいじゃん!」
カエデ「まぁいっか、じゃあいいぞ」
部員「やったァ!」
モブ「あいつ…」
カエデ「うちがなに?」
モブ「またかよ…」
カエデ「だから言ったやん、後悔するぞって」
モブ「別に後悔してないし!」
モブ「あんたいじめて欲しいの?いじめて欲しい
のね!ならお望み通りいじめてやるわ!」
カエデ「チェックメイト」
モブ「は?」
カエデ「なぁ、うちの正体知っとるか?」
モブ「は?山辺でしょ?」
カエデ「違う、それは単なる偽名」
カエデ「本名は…神辺 楓」
モブ「神辺って…神辺組の…!?」
カエデ「そうだ、きっと今頃お前の両親仕事が無く
なったって騒いどるやろうな」
モブ「は…何言ってるの?」
カエデ「そのままの意味、わかるよな?(圧)」
モブ「:( ;´꒳`;):ヒィィ」
カエデ「わかったならさっさと去れ、目障りじゃか
ら」
モブ「スミマセンデシタ!」
カエデ (´Д`)ハァ…
部員「楓さん…?」
カエデ「…皆さん?」
部員「今の何…?」
部員「神辺って…」
カエデ「(´Д`)ハァ…」
カエデ「バレちまったからにゃ仕方ねぇな」
部員「!?」
カエデ「そう、うちはみなさん思ってる通り神辺
組の若頭・神辺 楓だ」
部員「はぁぁぁぁぁぁ!?」
トオル「だから大金持ちなのね!」
カエデ「当たり前だ」
ハジメ「って…すげぇじゃねぇかよ!」
カエデ「そうか?」
カエデ「ちなみにじゃけどバレーやっとったぞ」
部員「やってみて!」
カエデ「久しぶりに動くけできるかわからんのじゃ
けど…やるか」
部員「おおおお!」
カエデ「んなやるわ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はここまで!
好評なら次回も出します!
じゃねば!
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