テラーノベル
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「隣同士って近くて良いね。ロウに会いたかったらすぐに行けるし」
「そうですね。喧嘩したらすぐに帰れもしますから」
「なんでそんな事言うんだよぉ。そんな事あったらすぐに僕が謝るんだから」
「あぁ、何があっても俺が正しいって事なんですね?」
「そんな事ないけど、僕が悪かったらすぐに認めないとね?」
「謝られても気が収まらなかったら俺は出て行きますけどね?ってか、俺怒ったら無言で帰るかも」
「それは追いかけて行くでしょ」
「来ないで下さいよ!」
「なんでしてもない事で喧嘩になりそうになってんの?僕達」
「フッ‥‥それはそうかも」
今日は仕事終わりに俺の部屋に晴が帰って来た
手には色んな資料を抱えて
俺には難しいような事がきっと書かれているだろう
「これ全部読むの?」
「もう読んだよ」
「凄‥‥」
「晴の仕事って大変だよな、きっと」
「どの仕事もみんな大変だけどね。でもそうだなぁ‥‥生死が関わる仕事だからね‥‥辛い時はあるかも」
「そっか‥‥そうだよな」
「そこだけは慣れないな。これからも慣れないとは思う。けど、病院と患者を繋ぐ役目も大切だし、患者さんの心のケアも絶対必要だしね」
病院側が全部してるんだと思ったけど、ちゃんと別にそんな職種があるなんて知らなかった
でも晴にはピッタリの仕事だとも同時に思った
「じゃあ晴が大変な時は俺が晴のケアしてやんないとな?」
「え?僕のケアしてくれるの?」
「だってしんどい時あるんだろ?」
「そうだね‥‥」
そう言うと少しだけ遠い目で外を見た
「何もしてあげられない人も中にはいるからね」
「‥‥そんな事今までにあったんだ?」
「ん‥‥‥‥あったよ。ここに来る少し前にね」
きっと話は聞けない
晴が言ってた
患者と晴の間には守秘義務があるって
だから俺は後ろからそっと晴の背中に抱きついた
「これだけで晴の心って休まんの?」
「あははっ、今ロウにケアされてるわ」
「簡単な奴だな」
「側にいてくれるだけでいいよ。ロウが側にいたら僕が元気になるんだから」
「じゃあずっと元気だな」
俺だって離れる気はない
大切な人からずっとずっと‥‥
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コメント
3件
もう心開いとるやん!!!!!