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「えーっと…それで?私達のことをどう呼べばいい?と…..」
「はい…」
お祝いの寿司を食べた後、俺は気になっていたことをmmntmrさんに聞いていた。正直なところ、mmntmrさんと毎回呼ぶのは長いし、なんだか面倒くさいなと思っていたのでつい聞いてしまった。
「普通に….まあ、他の方はmmさんと呼んでいますよ」
そう言いながらmmさんは紅茶を啜って、優雅にテレビを見ていた。
他の人にも呼び方について聞いてみると、それぞれupさん、Itさん、mtwさん、znさんということに決定した。mtwさんには「別にmtwでいいよ」と言っていたが、後輩が先輩を呼び捨ては俺的には嫌だったので一応さんをつけることにした。
「….あー、そういえばiemnにはまだmmmrのことについて話してなかったな。まだiemn、mmmrののとなんも知らないだろ。」
mtwさんは遊んでいた格闘ゲームで負けると、飽きたというようにコントローラーを置きこちらに振り返って言った。
そう言われてそういえばそうだな、と思う。俺は小さい頃からずっと施設にいたせいで、今の外の世界を知らない。故に、mmmrがどんなことを何のためにしている組織なのか、根本的なところが何も分かっていないのだ。
「まあ今から話すから、その耳かっぽじって聞いときな」
「はいっ」
そう言われて背筋をぴんと伸ばし、mtwさんの方を見つめる。「そんなじろじろ見るなよ」と言われてしまい、少しだけ肩の力を抜いて目線を自由にする。
「まず….まあ、iemnも知ってるとは思うけど、今の日本の政府は子供を実験体にして、能力を持った生物兵器を作ろうとしてる。
それで、mmmrはそれを止めるために動いてる組織ってわけ。
各地にある研究施設を叩きのめして子供を助けたりするのが主な活動だな。
….まあ最終目標は東京にあるいちばん大きい研究施設を潰すことだけどな」
そこまで聞いて、もう俺の頭の中はいっぱいになってしまったわけで…
「…..へえ….分かりました」
「分かってないだろ」
速攻でそうツッコまれ、さすが先輩!と心の中で返す。口に出したら施設より先に、俺が叩きのめされる未来しか見えない。
そういえば、まだ気になったいたことがあったんだとふと思い出す。
俺は政府の研究施設で実験され、そこから救い出されたわけだから何かしら能力があるのだが、この人達にも能力があるのだろうか…?ということが気になって、さっきから話が頭に入ってこないのだ。
「そういえば…mtwさんたちにも能力ってあるんですか?」
その質問を聞いたmtwさんは数秒固まった後、「もちろん」と返して辺りを見渡した。
「mmmrの人間は全員能力持ちだよ。…..まあ、自分の能力を好いてない人もいるけどね。」
「それって…..」
つい誰か気になってしまったので、聞こうとするとmtwさんは口元に人差し指を当て、静かに、と伝えてきた。
ということは、その本人はあまりその能力についての話をして欲しくないのだろう。
「….まあ、詳しくは言えないけどmmさんとかIt、znkpsは自分の能力を好いてないな。」
そう言われると、どんな能力を持っているのか気になるところではあるが、わざわざ言ったら怒られるようなことを内緒に教えてくれたmtwさんにこれ以上迷惑をかける訳には行かないので、今回はここで引くことにしよう。
「へえ…..mtwさんは自分の能力を嫌ってないんですか?」
ここで終わりにしようと心の中では思っていたが、つい口を滑らせてしまい訂正しようとしたが、もう遅かった。
「…俺の能力は周りを傷つけるようなのじゃないしな。」
それだけ言うとmtwさんはmmさんに呼び出され、へらへらしながら部屋を出ていった。
やはり聞くべきじゃなかったことを聞いてしまった、と流石に反省する。誰しも、あの実験施設での出来事を思い出して気が良くなるはずがない。
「あら、そんな所で一人で何をしているんですか?」
一人で椅子に座っていると、後ろからmmさんがココアを飲みながら歩いてきた。
素直にmtwさんを怒らせてしまったかもしれない、と言って一体どんな反応が返ってくるんだろうか。謝ってこい?それとも無視?…どちらにせよ、怒られはするだろう。
「えっと…..mtwさんを…怒らせてしまったかもしれないです。」
お怒りの言葉を覚悟してmmさんを見上げると、予想に反してmmさんはあまり怒っては来なかった。
「大丈夫ですよ。あの人あんまり本気で怒ることは無いので。」
「そう…なんですか?」
「ただ….能力関連の話をすると本当に気を悪くしてしまう人もいるかもしれないので、反省しておく方が良いでしょうね」
そう言われて、本当にmmさんは優しいんだな、とつい思ってしまう。さっきの俺の言葉は配慮が足りなさすぎて、どう考えてももう少し怒られてもいいべきだと思っていたが…。
しばらくそうして反省していると、mmさんが手をパンッ、と叩いて明るく喋ってくる。
「ほらほら、そんな暗くならないでくださいよっ」
mmさんはそういうと、バツの悪そうにしている俺の手を引っ張り、どこか部屋の奥へ連れていった。
⬛︎
しばらく歩いていると、さっきまで見えていた普通の家という感じの風景は無くなり、ただただ何もない空間が広がる、殺風景なところに連れてこられた。
「ここは….?」
少し不安になりながらも、前を向いてどんどん進んでいくmmさんに声をかける。
「訓練場ですよ。….今からiemnさんの実力を測ります。」
そう言い振り返ったmmさんの顔は、楽しそうに歪んでいた。
コメント
4件
あらヤダ大好き(*´˘`*)♡
みぅです🤍🥀 第三章、読み終わりました…! 組織の目的や能力の話が明かされていく中で、mtwさんの「能力は呪い」っていう言葉がすごく響きました。自分の能力を好いてない人がいるんだな…って、その背景に何があったのか考えさせられます。 最後のmmさんの「楽しそうに歪んだ」顔、めっちゃ気になる…!次が待ちきれないです🌙