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───次の日の夕方頃……



「ほんっとに怖かったんだから!!」

「ごめんってば!でもすぐ返す予定で…」

「すぐ返せないならこんな額借りないで」


下が騒がしいと思い、エレベーターで降りるとガイがタウニーとセイカに何やら怒られていた


「(え?不倫現場…??)」


そう思いつつスマホに『どうしたの?』と書き記し2人に聞くとタウニーとセイカが聞いてほしそうに一気にシオンへ詰め寄る


「聞いてよシオン!ガイったら10万もサビ組にお金借りてさ!!」

「それでその利子が今100万になってるんだよ!」

「ッ!?」


100万という数字に驚き声が出そうになる


「もー、めっちゃ怖かったんだから!!」

「女の子にあんな所行かすなんて有り得ないからねガイ」

「う…わ、悪かったって……ただこのホテルもっと知って欲しくて……」


その言葉にガイは優しすぎるが、その優しさが他人を巻き込んでしまう時があると感じる

しかし憎めないのは彼の性格からだろうか


『100万どうするの?』

「サビ組のカラスバっていうボスから、タダ働きって事でとりあえず話は着いたけど…」


『カラスバ』という単語を聞いた瞬間、ドクンッと心臓が大きく飛び跳ねる

そうだ、カラスバはサビ組のボスだった


「(こんな若い女の子達を巻き込むなんて…)」


深く話を聞くとガイの良心に漬け込んだ詐欺まがいな行為に嫌悪感を抱く


『タダ働きっていつまで?』

「わからない…カラスバさんの気が済むまでかな……」


そう言いながら「どんな仕事任されるんだろー泣」と今から涙目になっているデウロと「まぁ、大丈夫大丈夫!」とお気楽なセイカ


「(あのカラスバという人物それなりに悪い人間なのか…いやそもそも反社組織な時点で悪か)」


しかし私の施設はカロス地方侵略によって邪魔となる人間がターゲットになりやすい

俗にいえば、カロス地方を侵略する際に抵抗してくる人間達…という事だ


だから基本ターゲットになる人間は悪い人間ではなかった。カラスバも同条だと思っていたがどうやらそれは違ったらしい


『大丈夫?何か手伝うよ』

「え!?大丈夫大丈夫!シオンは安静にしてないと!!喉も治らなくなるよ!」


手伝うと伝えるとデウロとセイカは驚き、必死に「大丈夫」と否定する

きっとあの日の事を知っているのと、シオンの体調を気にしてだろう


「(優しい子達だなぁ〜…だから悪い大人に騙されるのかな。)」


心配になるが、確かにあの男と会いたくないのは事実

アイツの瞳は尋常じゃなかった

殺意──ではない、何かドロドロとした気味の悪い感情がアイツの目には映っていた

正直思い出すだけで身震いする


「(なんなんだ彼奴は…気味が悪い)」


蛇みたいな男だ、タイプじゃない






あれからどうやら、サビ組の仕事という名のミアレのボランティア活動のようなものをしているらしい


「(悪い人ではないのか…?)」


いやいや、しかし詐欺まがいな事をしているのは本当だし許される行為ではない


そう…思うが、今こそ自由だが私こそそいつを殺すためにここに来た

もしかしたらアザミなんかはもう手遅れかもしれない


「(私に彼奴を叱る権利は無い…か…)」


そう思いながらソファでアチャモを撫でているとガイが入ってくる


「ただいまーって…あれ、シオン?」

『おかえり、ガイ』

「おう!ホテルZに帰ってきてシオンに会えるなんて奇遇だな!そうだ、せっかくだし少し話そうぜ」

『うん!』


それからガイとミアレのことやデウロ達のことを話し合った

どうやらガイもガイなりに借金を返済しようと動いているらしい、それがかなり大変で苦労してるとか……そんな話をおもしろおかしく言うガイを見ていると先程の憂鬱な気持ちはいつの間にか無くなっていた


「そうだ!シオンも喉が治ったらポケモンバトルしようぜ!」

『したい!ポケモンバトルやポケモンに触れ合うのは私の夢だったし…』

「そうなのか!?なら一層喉治さないとな!!」


そう言っていつものようにシオンの頭を撫でるガイ

そんなガイの仕草にドキドキ、と甘い音を鳴らす


「お前とポケモンバトルしたいからさ!」

『私も』


そう言って笑い合う

その様子をアチャモが不思議そうに見つめていた

ね ぇ 、 カ ラ ス バ さ ん ②

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