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「ただいま戻りました〜」

「おう、どうやった」

「全員元気でしたよ〜、感情がなくなってた子も段々感情を取り戻していってるようでしたし」

「それなら良かったわ」


シオンがいなくなってから、久しぶりに機嫌のいいカラスバを見て不思議がりつつもイッシュ地方のお土産をカラスバ達に渡す


「何か良いことでも?」

「まぁ、あのMZ団のヤツらだいぶおもろいやつがおってな。特にセイカっちゅー女は、肝が座っとるわ。なァ、ジプソ?」

「そうですね、カラスバ様を前にしても怖がる様子もありませんでしたから」

「えっ、凄い子ですねその子」


カラスバがシオン以外の人間に興味を示し、楽しそうにしているのを見て安心するアザミ


「今日はソイツとのランクアップ戦さかい、楽しみなんや。相当腕も経つやろうしな」

「かなり気に入ってらっしゃいますね」


このまま姉さんへの執着が薄くなればいいと思うが……まぁ、そう簡単にはいかないだろう

けどカラスバが少し楽しそうなのは私達も安心するし嬉しいと思う






──数時間後


「カラスバ様、セイカ様が参られました」

「ん、ほなちょっと話そか」


ジプソに連れられセイカが現れる

確かにカラスバの言う通り、ここに来ても一切動じず真っ直ぐ前を見つめていた




「ご足労やんな。」

「仕事ですか?」

「お前おもろいなあ、仲間の為に動いたり暴走したポケモン沈めたり大したもんやで」

「ありがとうございます!」

「何より強いっちゅーのが気に入ったわ!」


カラスバの言葉に笑顔で返すセイカ

本当に肝が座っている


「仕事はあれで終わり!約束通り利子もチャラにしたる」

「え!ほんとですか!?わーい!!」


『わー!見て!!外だよ!!わーい!!』


カラスバの言葉に無邪気に笑う姿が何処か姉と重なり、その瞬間理解する

カラスバは姉と似ているセイカにシオンを照らし合わせている、と


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


それからランクアップ戦の話になる

セイカは既にチャレンジチケットを持っていたようで、そのまま2人のバトルが始まる


「好きなミアレと大切なもんをもう一度守れるようにオレはAランクになって力を得なあかんのや!!」


そう言ってカラスバが口角を上げ、ポケモンボールを出す

それに対しセイカもモンスターボールを即座に出す


「その顔ゆがませます!」


その言葉にカラスバの瞳が揺れる

そして次の瞬間「は、ハハハッ!!」と少し高笑いをしたあと表情を戻し険しい表情に戻りモンスターボールを構えた


「懐かしいわ、その言葉!」


それからあの二人のバトルは接戦した熱いバトルだった

外で2人の勝負を見ていたアザミ達も手に汗握るような展開だった


勝敗はカラスバの負けだった


しかしカラスバは清々しい顔をしていた


「おおきに、ええ試合やったわ」

「こちらこそ!またバトルしましょ!!」


そう言って笑うセイカ


「カラスバ様、私が見送ってきますよ」

「ん、ほな頼むわ」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「セイカ様、またカラスバ様とバトルしてあげて下さいね。

カラスバ様があんなにも楽しそうにされていたのは、久しぶりの事ですから」

「………あ、はい!」

「?どうされましたか?」


アザミの顔をじっと見て、何か言いたげな様子のセイカに声をかける


「あのお名前聞いてもいいですか?」

「アザミと申します」

「アザミさん…」

「何か問題でもありましたか?」

「あ!いえ!!ただ、アザミさんが仲のいい友達と髪色がほんとそっくりで!」


そう笑うセイカに対し目を見開く

自分にそっくり…?


「瞳孔が細いのも凄く友達と似てますし…」

「え……そ、その友達の名前は?」

「えっと、シオンって子です」


その瞬間雷に打たれたような衝撃を受けそのまま黙り込んでしまう


「?あ、アザミさ───」

「そのシオンって子どこにいるの」

「え?えっとホテルZですけど……」


その言葉に心臓が早く動く

カラスバに伝えなければ、と足が動いたがすぐに止まり考える


「(カラスバに伝えるべきか…?いやでも、彼奴には恩があるし……)」


そう思いつつ悩んでいるアザミを不思議そうに首を傾げ眺めるセイカ


「今日ホテルZにお邪魔するね」

「え!?あっ、はい!」


アザミの発言驚きつつも、頷くセイカ


「(1度、ほんとに姉さんなのか確認してからカラスバには伝えよう)」


そう思いながらセイカと別れたあとすぐに事務所に戻り、早退したい事を話す


「なんや、お前がはよ帰りたいなんて珍しいやん」

「少し急用が出来まして…」

「急用?まぁ、ええよ」

「!ありがとうございます!!」


カラスバに頭を下げた後、そのまま走ってサビ組事務所を後にした


「なんやアイツ、早退なんか珍しいな 」

「そうですね…」




「(私と似てる人間なんて……)」


自分と似ている人間なんて1人しかいない

特徴的な瞳孔まで同じならきっと姉である確率が高いだろう


「(姉さんがあの日カラスバを避けた理由も聞かないと…)」


姉は恋すると盲目になるタイプだから、好きな人を拒否するなんてありえない

しっかり会って、体調のことも含め、色々確認しないと…


そう思いながら、急いでホテルZへ向かった

ね ぇ 、 カ ラ ス バ さ ん ②

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