テラーノベル
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第1話
「拾ったこの子。」
目黒
「はぁ…」
いつも歩くこの道。
仕事に行く時に歩く道。
もう見たくない。
上司はきついし、部下は仕事にならない。
今日も頑張らなきゃ。
上司
「目黒ー!」
目黒
「はぁ…」
「はい!」
上司
「ここ!間違ってる!」
目黒
「えっ、すいません、!」
上司
「明日までなんだからな!」
目黒
「はい…」
上司
「終わらせろ!」
目黒
「はい…」
「〇〇くん、ここ手伝ってくれる?」
部下
「えっ?笑いやっすよ笑」
「俺は自分の仕事があるんで笑」
目黒
「そっか…」
自分の仕事があるって…笑
仕事してねぇじゃん、笑
あ〜、ムカつく…
早くおわらせよ。
目黒
「やっと終わった…」
やっと家に帰れる。
帰りのこの道が1番好きなのかも。
目黒
「んっ、?」
「あんなの朝あったっけ、」
そこにあったのは人1人入れる箱。
しかも少し膨らんでいる。
目黒
「何あれ、」
「誰か入ってんのか、?」
俺は好奇心にかられ箱を開けた。
目黒
「えっ、?」
そこには俺と同じぐらいの男の子が入っていた。
「助けて…」
目黒
「えっ、助ける…?」
「とりあえず、家に連れていくか…」
「おいで。」
「うん。」
目黒
「この子、誰なんだろ…」
「ん〜…」
目黒
「起こしちゃ悪いよな…」
拾った子は少し熱を持ってソファで眠ってしまった。
目黒
「もうこんな時間、」
「明日休み貰っとこうかな…」
ぷるるるっぷるるるっ
目黒
「あっ、部長すいません」
「明日お休み貰えますか、?」
なぜだ?
明日用事でもあるのか?
目黒
「急用が出来てしまって、」
そうか
休みだな
明日だけか?
目黒
「はい、明日だけで大丈夫です。」
わかった
体を大事にな。
「んっ、?」
「ここどこ…?」
目黒
「はい、ありがとうございます。」
「では。」
ぷっ…
目黒
「ふぅ…」
「あっ、起きちゃった?」
「お兄さん、誰、?」
「ここはどこ、?」
目黒
「俺は目黒蓮。」
「ここは俺の家。」
「君の事を拾ったの。」
「僕を拾った、?」
「あっ、そうだった…」
目黒
「君は誰?」
「なんで捨てられてたの?」
「僕は康二。」
「親と喧嘩して捨てられてん。」
目黒
「康二くん、?」
「親と喧嘩したの?」
康二
「俺が仕事出来へんから。」
「いい年なのにな、笑」
目黒
「康二くんは何歳なの?」
康二
「今年29。」
「いい年齢やろ?笑」
目黒
「俺より年上なのか、」
康二
「目黒さんは?」
目黒
「今年28。」
「1個年上なんだね。」
康二
「タメ語でええで。」
「敬語慣れてへんし。」
目黒
「関西弁なんだね。」
康二
「高校まで大阪に住んでてん。」
「東京来た時びっくりしたけどな。」
目黒
「そっか。」
康二
「目黒さん、友達からなんて呼ばれてるん?」
目黒
「俺?高校の時はめめかな、?」
康二
「じゃあ、めめや!」
「あ、すぐ家見つけて出ていくからな!」
「安心してな!」
目黒
「いいよ。」
「出ていかなくても。」
康二
「えっ、?」
目黒
「ちょうど友達欲しかったし。」
「この家に居てもいいよ。」
「康二くん。」
康二
「めめ…」
「優しいなぁ!」
「ありがとう!」
ぎゅっ…
目黒
「うわっ!?急になに!?」
康二
「いひひ笑」
「俺な、人に触るん好きやねん!」
目黒
「なにそれ、笑」
「おもしろ…笑」
康二
「あ〜!笑った〜!」
「めめの笑顔かわええ!」
目黒
「えっ、?」
康二
「これからも笑ってえな!」
目黒
「ふふっ…笑」
康二くん、ずるいよ。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩2話に続く。
コメント
14件
めめこじだーーー続きが気になります! 全く話しが変わるんですけどアイコン変えましたね!
うへへめめこじ作品大好きなのでありがたいっす👍🥹 続き楽しみです‼️