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春
294
しろもち
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「第9話 同期(前編)」
ー 一ノ瀬看守長 出張先 キャトル刑務所 ー
中島 あっ!
中島 一ノ瀬さーんっ!
一ノ瀬 やぁ
中島 早かったですね、予定では明日だったのに
一ノ瀬 まぁね
本当は
小林さんの管理が面倒くさいから
って事、言えないな…
中島 流石優秀世代って呼ばれるだけあるなぁ
中島 俺なんか川上さんの足引っ張ってばかりだったし………
一ノ瀬 かわ、、かみ…
中島 ぁ、、
中島 すっ、すみませっ……!!
一ノ瀬 いや、いいよ
一ノ瀬 過ぎた事だしね
中島 悲しく、ないんですか?
一ノ瀬 え、、?
中島 いやっ別に…
中島 悪い意味じゃ無いんですけど…
悲しい
か
一ノ瀬 分からないなぁ
中島 え…?
一ノ瀬 僕は、あの三人より一足先に出世したんだ
一ノ瀬 その事もあって
一ノ瀬 あの件の二人とはそんなに関われてなかった
一ノ瀬 だから…
一ノ瀬 悲しさで言ったら指原の方が強いだろうね
中島 はぁ…
一ノ瀬 君も、秋山君と見習君を同時に失ったら
一ノ瀬 悲しいだろう?
中島 はい…
中島 け、けど!
中島 二人とも強いんで大丈夫です!
中島 どちらかと言えば俺は
中島 自分の心配をしなきゃな〜って(笑
中島 あはは…
それでも、悲しかったのは事実だけど
コメント
1件
第9話、読みました。一ノ瀬さんが「悲しいか分からないなぁ」って言いながら、最後に「それでも悲しかったのは事実」って胸の内を見せる場面がすごく響きました。出世したことで同期と距離ができてしまった自分の立ち位置を、静かに噛みしめてる感じがして。中島との会話の端々に、過去の【あの件】や川上さんの影がちらつくのも気になりますね。続きが楽しみです!