こんにちは!圖阿です!
今回からはまた、『助けてくれた理由』からの続きです!
どうぞ!
・・・
🤪side
俺ら6人は、自分たちの身分を話したことで、隠し事が無くなり、今までよりも仲の良い友になった。
城に招きたいところだが、そのためには王である親父の承認が必要だ。
話せば承認をもらえるかもしれない。ただ、あの親父だ。
平民、しかも旅人であるあいつらを入れて何かあったら大変なため、それは避けるだろう。
そんなこんなで、今だに3人を城に招けないのである。
🐤「ごめん…!ちょっと遅れた!!」
🍣「あれ?……俺たちが最後じゃなかったんだ…?」
そう言って目の前から走ってくるのはないことりうら。
🤪「あぁ……まだ、アニキと初兎が来とらんから、そんなあせんでも平気や」
💎「りうちゃん、ないちゃんお疲れ様…!!」
俺たちは、3人の仕事の間は、それぞれが側にいたい人の近くにいて、仕事を手伝うことになった。
仕事が終われば、広場に集合して、6人で何処かに遊びに行ったり、話をしたり。
そんな日々を続けて、すでに2ヶ月たった。
今だに俺たちは、付き合えてすらいない。
アニキと言えば、恐らく……いや、十中八九、初兎に惚れているが、無自覚なようで告白すらしていない。
初兎自身は、はじめの頃に比べたら、俺たちと仲良くなった。
男嫌いと言うのは聞いたため、大丈夫かと思ったが、すごすウチに俺たちにも心をひらいてくれた。
まぁ………アニキとの対応に差がないため、初兎本人がアニキのことを好きなのかと聞かれると正直わからない。
俺とほとけはと言うと、同じく進展はしていない。
けれど、今はその関係を楽しんでいる。
しばらくして、遠くからアニキと初兎がこちらに歩いてくるのが見えた。
2人にわかるようにほとけが大きく手を振る。
それに気づいた2人は仲良く走ってくる。
🐤💎「………これは………完全にできてますね…✨」
そんな2人を見て、りうらとほとけはそう言った。
🍣「……う~ん………それはどうだろうね…?」
🐤「……なぜ…!!??」
🍣「………確かに、アニキの方は初兎ちゃんのことを好きみたいだけど、無自覚なのか告白すらしてないし」
🤪「それに………初兎本には、別にアニキのこと好きやないんやない…?」
💎「はぁ〜………イフくん………乙女心をわかってない…!!」
💎「初兎ちゃんはね、アニキのことめちゃくちゃ大好きだよ…?」
🍣🤪「……え?」
ほとけのその言葉を聞いて、俺とないこは目を合わせて疑問符を浮かべてしまった。
🐤「そうそう。あの初兎ちゃんが1人の男性にあそこまで素を見せるなんて、今までなかったんだから」
🐤「それに、初兎ちゃん………家だとアニキのことばっかり話してるんだからね…?」
🍣「え、そうなの…!?」
🐤💎「うん。」
まさか、初兎がアニキのことを好きだったなんて。
……………ん?
待てよ………てことは
あいつら………すでに両想いってこと…???
🍣🤪「……はぁッッ!?」
🐤💎「…ッ!?」
💎「ど、どうしたの2人とも!?」
🐤「急に2人して大きい声出して」
🍣「どうしたもこうしたもないよ…!」
🍣「俺たちは告白してるのに片思いなのに、告白するしてないアニキが両思いだなんてッ!」
どうやら、ないこも同じ時に同じことを思ったようだ。
🤪「ほんまやッ…!何で、アニキは…ッ!!」
そんな俺たちを2人は呆れて見ていた。
🐤💎「…………はぁ………2人ともさぁ…」
💎「イフくん、素直にアニキの幸せを喜びなよ…?」
🐤「そうそう。家族なんだから」
🍣🤪「いや、それは理解してる」
🐤💎「え?」
🤪「俺等は、アニキの幸せを願ってないわけやないで?」
🍣「そうそう。むしろ、心から喜んでる」
🐤「じゃぁ、なんで…??」
🍣🤪「シンプルに羨ましい」
その言葉を聞いて、2人はさらに呆れた顔をした。
🦁「わるい……ちょっと客の対応で遅くなったわ💦」
そんなこんなしてると、2人が俺たちに謝罪しながらやって来た。
🐇「……にしても………この空気はなんや?」
💎「なんでもないよ♪」
まぁ、片や呆れてる2人と、片やアニキを羨ましそうに見る2人がいたらそうも思うか。
俺たち6人は合流した後、何処に行くかと思案していると、雨が降ってきた。
何処か雨宿りできる所に行こうとなった結果………ほとけたちの家が1番近いため、そこにお邪魔させてもらうことにした。
🍣「なぁ……まろ…?」
🤪「なんや……ないこ…?」
🍣「お前…………好きな子の家ってハードル高くない?」
🤪「それな。」
🦁「……………お前ら………なんか会話が童貞みたいやな」
🍣🤪「童貞で悪かったな」
🐇「3人とも〜………はよこっちに来ぃや…?」
🐤「風邪ひくよー…!」
🦁「おう!今行くわ♪」
🦁「ほら、そんなこと考えてないで、さっさと行くで…?」
そう言って、余裕そうに前を歩いていくアニキに俺とないこは思った。
🍣🤪「(絶対、今回でアニキに初兎/ちゃんへの思いを自覚させてやろう)」
っと。
続く
・・・
今回ちょっと短いですけど、キリがいいのでここまでです!
次回はドキドキ好きな子のお家編です♪
たっっっくさんいちゃいちゃさせたい✨
……………あ………まだ付き合ってないんだった((((
見てくださりありがとうございました!
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