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病「あ、る、るいのさん。おかえり」
るいの「病くん…」
僕は、病くんの何になりたいんだろう。
友達?親衛隊?それとも──
病「な、なんの話だったの…?」
るいの「授業中寝てたこと怒られた」
病「あ、あぁ…その事か…」
わかんないけど、病くんを悲しませるようなやつにはなりたくないな…
病「寝不足だったの?」
るいの「ううん、昨日はちゃんと15時間寝たよ」
病「そ、それは寝すぎじゃ…?」
もしも、病くんのことが好きなんだったら──
病「そうだ!るいのさん!化学館とかって好きかな…?」
好きなんだったら…好き…
え?今好きって言った?
るいの「好き…(?)」
病「ほんと?!良かった!だ、だったらさ…今度のおやすみ、一緒に化学館行かない…?」
ん?今何の話だっけ?
るいの「行く!!」
まあいいか、病くん可愛いし。
休日
病「あ…!るいのさん!こっちだよ…!!」
るいの「可愛い…」
僕は休日、病くんと化学館に来ていた。
病「まず僕行きたいところがあってね…!ここと、ここと、こういうところなんだけど……
あっ!ごめん…!る、るいのさんの行きたいところも行かなきゃなのに…僕ばっかり…」
るいの「ううん、大丈夫、僕は特にどこ行きたいとかないから、病くんの行きたいところたくさん行こう?」
病「う、うん…!」
るいの(可愛い……)
それから僕達は色々な場所をまわった。
病「わぁぁ、これすごいよるいのさん!
虹が見える……!」
るいの「うん…すごい(可愛い)」
病「るいのさん…!これ触ってみて…!!
ほんとに手がすべすべになったみたいに感じる…!」
るいの「…あ、ほんとだ…(可愛い)」
そんなふうにまわっていた時。
「ねぇ!見てよこれ!推しのメンカラになった!」
「おぉー、確かにあんたの推しのメンカラね。
しっかし、そんなに推しがいいものなのかねぇ」
「推しはいいに決まってるじゃん!
ファンには優しいし可愛いし尊すぎる!!
推しがいれば毎日が楽しいんだよ!!」
推しについて語る女の子がいた。
るいの(推しは優しいし可愛いし尊い…
尊いはよく分からないけど病くんは優しいし可愛いな…
しかもあの子が言ってたように毎日楽しい…)
病「る、るいのさん…次、どこ行こっか…?」
るいの「病くん、僕わかったよ」
病「ぅえ…?な、何が…?」
るいの「病くんは、僕の推しだったんだ…!」
病「……え?」
そして休日は幕を閉じた。
2023年11月22日更新