『弔くん!!!』
弔くんはニコニコしながら私に近づく。
ああ、弔くんが来てくれた!
よかった、助けに来てくれた!
私は弔くんに手を伸ばす____
が
弔くんは私の伸ばした手をとらずに
私の寝ていたベッドの横の椅子に座る。
そして
「どう?その鎖。」
え……?
一気に顔が青ざめるのが分かる____
「案外似合ってると思うよ凛」
『え……?どういう、こと……?』
小さな声で問う。
と
ジャラッ
弔くんは鎖を引っ張り
『ひっ!?……』
私を近くに引き寄せ____
「これで凛は俺だけのもの」
そう言ってニヤリと笑い
さっきからガタガタと震える私を抱きしめた____