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校長室
コンコンコン
オーター)失礼します
オーターに校長室まで連れて行かれ大人しくし中から校長が現れ「入って良いぞ」と言われ2人して中に入り私とオーターさんが一緒のソファに座り校長が対面になるよう座った
オーター)つい先程の事はもう既に?
ウォールバーグ)あぁ、もう既に他のやつが直ぐに報告してくれたんだ
イリア)…ウォールバーグ校長、ご迷惑をおかけしました、オーター様も…誠に申し訳ございません……
完全にしょげて耳をぺたんとさせ誠意を見せつけるように謝ると2人は黙っていたがウォールバーグ先生が先に口を開いた「謝る必要は無い、悪いのは君の中に居る「それ」だ」と、私を指さして言った
ウォールバーグ)それにしても…イリア、いつものお面は?いつも着けてるだろう?
イリア)その…中にいるヤツに…壊されてまではいませんが…取られてしまって…今は、完全に魔力を無駄に消費してる感じです…ね、結構今疲れてます笑
疲れたような笑みを浮かべるとオーターさんは申し訳なさそうな顔をして「それは…コチラが早とちりしすぎましたね…すみません、辛いのに…」と謝ってきた
なんというか…そこまでちゃんと謝られ心臓が突き刺された様な感覚に襲われた
イリア)い、いえ!自分が悪いんで…それに…神覚者様の言う通り……私は、この学校にいる資格がありません…すぐに退学届を出します…あ、ついでに制服の返却も…って、生徒の血が染み込んだ制服なんて要りませんか…
オーター)それは…ッ…済まない、気分を害させてしまったか…
イリア)い、いえ…
二人の間に気まずい沈黙が流れその沈黙に耐えられないように話し始めたのがウォールバーグ先生だった…
ウォールバーグ先生は「イリア、お主がこの学校に入ったのは…確か、その中にいるやつを取り除く…じゃったな?」と聞いてきて私は頷き「えぇ…結構前…と、言うか…もうずっと居るので……」と言うとウォールバーグ先生はしばらく悩んだあと言った…「この学校から出たらお主の中にいるやつはどうするつもりじゃ」と
そして…少し前からとある話を聞いてる事を話した…
ウォールバーグ)とある話…?
イリア)はい、実は少し遠い場所で「オンミョウジュツ…?」というのを聞きまして…どうやら神父様と同じようなものだと聴きまして…もしかしたらそれで中のやつが出ていくかと思いまして
と話すとウォールバーグ先生はしばらく悩んだ後「それが出ていく保証はあるのか?」と聞いてきた
イリア)っと…確証は…ないですね……魔力とそういう話じゃ全く通用しないってわかっているんですけど…何がなんでもコイツを中から出したくて…
と…少しショボンとして言うとウォールバーグ先生はしばらく悩んだ後…
ウォールバーグ)ならば、退学云々はもう少し待って欲しい、その代わりお主の中にいるヤツを出て行かせるのを最速で行おう
と言ってくれた
「最速でコイツを中から出すのを手伝おう」と言われ「あ、早く終わるならめちゃええな〜」とは思ったが…その分、「ここにいると他のやつに迷惑を掛けるかもしれない…」と思うと簡単に返事を出せなかった
ウォールバーグ)??どうした?
イリア)あっと…ここに居てコイツを出すのは良いんですけど…その、ここにいるとクラスメイトとか他の人に迷惑かけそうで…この問題行動は広がって…噂されて…問題行動を起こした私を責め立てるのは……その、当たり前ですから…笑
力無く笑うとウォールバーグ先生は「困ったものだ…」と呟いた
イリア)よいしょ…まぁ、コイツを出すまで私が耐えたらいいだけです笑私に何かあっても特に心配しないで下さい!これでも元気だけはあるんで!それでは!
感情というタオルを絞り…無理やり笑顔を作って部屋から出て行こうとしたら「ちょっと待て」と腕を掴まれオーターさんの方を見ると「特別扱いにはなるがお前が酷い事にはならないよう守ってやれる事が出来る」と…言われキョトンとしているとオーターさんは言った……
オーター)お前を誰か最低1人神覚者のそばに置く