テラーノベル
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あれは、10年前の話…
er「何してんの?」
この時、私は4歳。私と大して年が変わらなさそうな子供が裏路地にいた。
br「…誰?」
その子は弱々しい喋り方で返事をする。
er「私はer。そんなことより大丈夫なの?」
br「だいじょ…」
その子が何か言おうとしたが、喋る途中で倒れてしまう。
er「大丈夫!?どうしたの!?」
そう聞いた直後、その子のお腹が鳴る。
er「お腹減ってるの?」
その子はコクリと頷いた。
er「じゃあ、こっちきて。食べ物あげる。」
br「え、でも…」
er「でもじゃない!ちゃんとご飯は食べなきゃでしょ!」
br「…うん」
その子はそれだけで泣き出してしまった。
er「…色々あったんだね」
その子は泣き止む様子がなかった。その子の手を引っ張り私の家へ連れて行く。
er「ほら!入って!」
br「…ありがとう」
er「さっきより泣き止んだ?」
br「うん…そうかも」
私を前にして家の中へ入って行く。
er「で、さっき聞きそびれたけど名前は?」
br「私…brです…」
er「じゃあ、ちょっと待ってて。はいこれ。」
私が持ってきたのはただの缶詰。
er「これぐらいしかなくてごめんね。」
br「大丈夫…美味しい…」
brはまた泣き出してしまう。
er「ほんと泣き虫だな〜」
br「ちがうもん…」
そう言いつつもbrはひたすらに泣き続ける。
er「お腹減ったらいつでもきていいよ。てゆうか親いないの?」
br「今は仕事はしてる…」
er「へ〜私はなんか気づいたらいなかったんだよね。顔も声も何にも知らない。」
br「大丈夫なの?」
brは泣きながらも心配そうな目で私を見つめる。
er「私スリしてんだよね〜結局生きるならこれぐらいしか出来る事ないし…」
br「そっか…」
brはその缶詰を食べ終えると家を出て行こうとする。
br「じゃあね…」
er「いつでも来ていいからね!」
その声が届いたかわからない。でも、やっと友達が出来た…
er「やっと1人ぼっちじゃないんだな…」
それから私は偶にbrの家へ行くようになった。
er「br〜遊びきたよ〜」
br「…」
er「どうしたの?浮かない顔して?」
br「…erは別に無理してこなくていいんだよ?」
er「そんな事で暗い顔してたの?私が行きたいからきてるの。わかった?」
br「うん…ありがとう…」
brと何回も遊んだ。偶にご飯あげたりして、ほんとに仲が良かった…でも、それは無限に続く時間じゃなかった…
er「br〜きたよ〜」
あれから2年後、私はいつも通りbrの家のチャイムを鳴らす。だけど、返事がなくて…
er「あれ?鍵開いてる?」
私はドアノブを捻る。そしたらドアが開き、家の中の景色が映り込む。
er「…え?」
そこには大人の女性の死体があった…
er「…brは!?」
私は家中を探しまわる。だが、そこにbrはいなかった…
er「もう少し待っとこうかな…」
くる日もくる日もbrを待ち続ける。そうやって1ヶ月ぐらい経ってやっと現実を受け入れる。
er「もうbrは帰ってこないんだな…br、なんで私に言わないで出て行ったの?そんなに私頼りなかったかな…」
私は気づいたらあの日のbrのように泣いてしまっている。
er「絶対見つけ出して見せるから…」
私はそう、心の中で誓うのだった…
#odmn マフィアパロ
コメント
1件
あ〜これ泣けるやつや…。4歳のerがスリしながらもbrに缶詰あげて、2年も友情育んでたのに、ある日突然brが消えて大人の死体だけ…。あの「頼りなかったかな」のとこグッときたわ。過去編でここまで掘り下げると、今のerの行動に全部重みが出るね。brどこ行ったんやろ、続き気になる🔥