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どうも皆様、サカナです
もうネタが尽きてきたし、そろそろお題ガチャ引こうかな(´・ω・`)
今回は部活で「ちいさきいのち」と言われたので、愛媛さんをちいさきいのちにします
くっそぅ…139センチってなんなんだよ私…ふざけんなよ…同輩と20センチ差やんけ…
今回は方言入っとりません、ごめんなさい
愛媛「うぅん…ゔー…なぁに…?重い…」
重苦しさに目を覚ました愛媛は、自分の布団に埋れていることに気がついた。
気付かぬうちに顔までかぶっていたわけではないようだ。
というより、全身が押し潰されているように苦しい。
愛媛「このままじゃ潰れちゃう…とりあえず、お布団から出なきゃ…」
モゾモゾと泳ぐように、シーツと布団の隙間を動く愛媛。
いつもは何も思わないのに、分厚い布団はものすごく重かった。
愛媛「…遠い!!」
すっかり目も覚め、果ての見えない布団を泳ぎ続ける。
他の四国を呼んでみても、布団の中では声が籠る。
明らかに自身の体は縮んでいるので、それも関係しているだろう。
愛媛「ゔぁーー!!脱出成功ーー!!」
かかること十数分、ようやく布団から出てくることができ、万歳をして喜ぶ愛媛。
辺りを見回すと、やはり自分がかなり小さくなっていた。
ベッドから降りれば…いや、落ちればどうなることやら…
愛媛「どうしよう…服もないし…」
寝る前から着ていた寝巻きは一緒に縮んでいるのだが、それ以外の服はもちろん元のサイズ。
そもそも、取りに行くことすら困難だ。
「愛媛ー?遅いけどまだ寝てるのー?」
愛媛「!!香川ー!!香川ー!!たすけてー!!」
枕の上で絶望していたところ、心配してくれた香川が来てくれたようだ。
必死に声を出したところで、扉越しでは聞こえない。
香川「愛媛?もしかしていないの?開けるよ?」
ガチャッ
愛媛「香川〜!!」
シーツの上でぴょんぴょん飛び跳ね、香川にアピールする愛媛。
香川は気づいたようだが、心底驚いたような顔をしている。
香川「…愛媛?」
愛媛「愛媛!」
香川「…徳島ー!!!!高知ー!!!!」
愛媛「うるさっ…」
香川「ちいさきいのちがいるー!!!!」
愛媛「ち、ちいさきいのち…」
叫んだ後、香川はガラスでも触るような面持ちで愛媛を掬い上げ、下層へと運んだ。
手のひらの上で愛媛は、お手軽アトラクションだー、と思った。
徳島「…ちいさきいのちだ…もちもち…」
高知「かわいい…ぽにぽに…」
香川「ねぇどうする?ドールハウス買う?買っちゃう?」
愛媛「戻る方法探して欲しいかな」
机に置いた愛媛をぷにぷにともちりながら、四国はどうすればいいのか考えた。
…まともに考えているのは愛媛だけのようだが。
香川「何か変なもの食べたり飲んだりした?」
愛媛「朝起きたらこれだったよ。寝る前に食べたのは…えっと、机にあったお菓子」
高知「それなんじゃないのか?知らないものを食うんじゃない」
めっ、と指を指して叱る高知。
早くも原因が判明したかのように思われたが、愛媛はぷくーっと頰を膨らませて言った。
愛媛「知らなくないし!僕が大事に大事に食べてたマシュマロだよ!僕をバカだと思ってる!?」
徳島「誰が置いたかわかんない蜜柑とか食べてそうだけどね〜」
愛媛「そこまで重症じゃないもん!」
ちなみに和歌山は食べるし、うどんなら香川も食べる。
香川「というか、それに細工でもされてたんじゃないの?封が開いてたなら、混ぜられてもわかんないじゃん?」
愛媛「うーん…でも変な味はしなかったよ?」
徳島「まあでもさ?一回検査してみようよ。そのマシュマロまだ残ってる?」
愛媛「あるよ!めちゃくちゃ美味しいから、1日に2個ずつって決めてるの!」
夜にマシュマロは中々のチャレンジャーだが、しっかり歯磨きをしているので大丈夫だ。多分。
そしてこれは実話で、作者は美味しいマシュマロを少しずつ食べていた。
香川「じゃあ容疑者ってことで、お菓子取りに行こっか」
高知「愛媛、手に乗ってくれ。一応連れて行くから」
疲れたのかちょこんと机に座る愛媛の前に手を出す高知。 落とさないように、両手でカゴのような形を作った。
愛媛「わかったー!」
てちてちと机の上を移動し、高知の手に乗る愛媛。
位置が安定したことを確認すると、高知はゆっくり持ち上げた。
高知「…」
愛媛「?」
持ち上げられると、高知は真顔で愛媛を見つめる。
愛媛はなにか嫌な予感がした。
高知はそのまま己の顔に近づけ…
パクッ
四国「………」
徳島・香川「うわぁあああ!!?!?!!」
愛媛「!!!!???」バタバタバタバタ
高知「…」
なぜか愛媛を頬張った。
一瞬時が止まり、状況の理解が追いついた徳島と香川は叫び、愛媛は全力バタ足を披露した。
徳島「こらっ高知!!さっさとぺっしなさい!ぺっ!!」
香川「愛媛食うなよ!!」
愛媛「たすけてーーー!!」
高知「…もぐ」
愛媛「うぎゃああああああ!!!! 」
動転して口調がおかしくなる徳島。
咄嗟に高知の胸あたりを叩く香川。
今朝の比ではないくらい叫ぶ愛媛。
怪我がない程度に歯を立てる高知。
更に叫ぶ愛媛。
まだ朝だというのに、大パニックである。
高知「…うん、ごめんな」
愛媛「しぬかとおもった」
香川「高知、しばらく愛媛に触んないで。というか近づかないで」
徳島「…あ、もしもし岡山?ちょっとうちのバカ犬預かって欲しいんだけど…」
キュートアグレッションなのかなんなのか、愛媛を口に放り込んだ高知は当然叱られた。
救出された愛媛はベタベタになりつつ、高知のハンカチに包まって怯えている。
後に高知は「本能的につい」と語った。
また叱られたのは言うまでもない。
ちいさきいのち化現象はその日のうちに治ったが、愛媛はしばらく高知を避けた。
これ書いている時に一度、半分ほどデータが飛んで死ぬかと思いました