テラーノベル
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キャラ崩壊かも?⚠️
その日の夕方。聖香は太宰に連れられ、ポートマフィアの訓練場へ来ていた。
「……ここで何をするんですか?」
「簡単な確認だよ」
太宰は壁にもたれながら、聖香を見る。
「君の異能力が、実戦でどの程度使えるのかね」
「実戦……」
聖香の表情が少し曇った。
太宰はそれを見逃さなかった。
「怖いかい?」
「でも、やります」
「ほう」
聖香は周囲を見回す。
床には訓練用の木箱や金属製の道具がいくつか置かれている。
「じゃあ、あれを使ってみようか」
太宰が指差したのは、一つの金属製の棒だった。
「形を変えてみて」
「分かりました」
聖香が手を伸ばす。
すると――
金属の表面が僅かに揺らいだ。
硬かった棒が、まるで粘土のように形を変えていく。
細長い棒は、徐々に曲がり、複雑な形へと変化した。
「……ふーん」
太宰が小さく呟く。
「こんな感じですか?」
「なるほど」
太宰が近づく。
「では、次」
「次?」
「強度を変えられるかい?」
聖香は頷いた。
今度は変化した金属を指先で軽く叩く。
――カン。
さっきまで柔らかく変形していた金属が、一瞬で硬質なものへ変わった。
太宰の目が細くなる。
「……面白い」
「そうですか?」
「ああ。使い方によってはかなり便利だ」
「便利って……」
「武器にも、防具にも、道具にもなる」
太宰は少し考える。
「ただし」
「?」
「君自身への負担が大きいんだろう?」
聖香が黙った。
「……はい」
「やっぱりね」
太宰はそれ以上追及しなかった。
「無理に使う必要はないよ」
「でも、役に立たないと……」
「誰がそんなことを言った?」
静かな声だった。
聖香が顔を上げる。
太宰はいつもの薄い笑みを浮かべている。
「君はまだここへ来たばかりだ。役に立つかどうかなんて、今決まる事じゃない」
「……」
「焦る必要はないさ」
そこへ――
「おい! 太宰!」
中也が訓練場へ入ってきた。
「森さんが呼んで――」
中也が聖香を見る。
「……って、お前ら何してんだ?」
「聖香の能力を見ていたところだよ」
「へぇ」
中也は変形した金属を見る。
「結構すげぇじゃねぇか」
「ありがとうございます」
「……なんだよ、その素直な反応」
「褒められたらお礼くらい言いますよ」
「太宰には言わねぇのに?」
「太宰さんはすぐからかうので」
「ははっ!」
中也が笑う。
「気に入ったわ、お前」
「中也無駄口言ってないで早く任務行きなよ」
「うるせぇ!」
聖香も思わず笑った。
今回おしまい
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#文スト中原中也夢
茉莉(まつり)
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#コメディ
楓🍁
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コメント
1件
第4話読み終わったよ〜!✨ 聖香の能力、金属を自由自在に操れるんか!粘土みたいに形変えて、硬さも変えられるのすごすぎる😭💕 太宰さんの「焦る必要はないさ」ってセリフ、めっちゃ優しくて胸キュンきた…!中也さんも登場して和気あいあいとした空気になって、思わず笑顔になっちゃった🌸 3人の関係性がこれからどう変わっていくのか、めっちゃ気になる〜!続きが待ち遠しいよ⋆♡