先生からある話を聞いた。ここは寮制度があるらしい。[めんどくさ、]
と誰も聞こえない様に呟く。
[わかるよ面倒臭いよね。]
研磨が返事をするのは珍しい。あの詐欺師さんとしかあんまり喋らないのに…
ガラカラ…ッ扉の開く音がする。扉の方向を見るとそこには黒尾が。
[あ、詐欺師s…間違えた、黒尾さん?]
と上を向くと黒尾さんが口を開く
[詐欺師は流石に傷付くぞ、!?]
助けて…と言う様に見つめる
研磨が何も言わずに見る方向をずらす。
[研磨さんの馬鹿ぁ、]
小さく呟くと黒尾が口を開く。
[でさ、マネージャーになんねぇか?ってのと…]
ぎこちなく聞く姿につい笑ってしまう。[…ふふ、いーよ、部活入ってなかったし]
と許可をすると研磨が勢いよくこちらを見てくる。
[まじで、?もう1人のマネージャーには言った、?]
と研磨がびっくりして聞く。そこには心配と驚きが混ざっていた気がする。
[もう1人いるんですか…?]
つい私も驚いてしまった。すると下校チャイムがなる。
[それでもうひとつは…?]
興味本位で聞くと黒尾が答える。
[寮で女子寮部屋が足りないから研磨と俺と同室だってはな…]
と話しかけた途中で🌸が言う
[はぁ、っ!?]
大きい声で怒鳴る。そりゃあ驚くだろう。
普段自傷癖のある🌸と同じ部屋になったらどうなる事か…
しばらく間が経ったあと
[まぁ、起きたことはしょうがないです。]
と少し不服そうに言う。もしリスカ傷を見られたら…なんて想像が頭をよぎる。
〜寮に移動〜
[はぁ、゛…]
疲れた。と言うようにため息を着く。
[ここが部屋でここがリビング…]
と次々黒尾が部屋の説明をする。研磨が呟く様に言う。
[ゲームする、?]
と珍しくゲームの話。それより部活は?と言う疑問が🌸の頭をよぎる。
[あの、部活は?]
とつい気になって聞いてしまった。すると2人は同時に言う。
[…やば、]
どうやら2人とも珍しく忘れていたようだ。
[マネージャーになるなら着いてこい!]
と焦り気味に黒尾が言う。
[え、…あ、はい、!]
とそのまま走って着いていく。
〜体育館にて〜
[お前ら遅いぞー。]
と夜久が言う。と奥にいる🌸を、見つける
[後ろの子は?]
と🌸を指さして言う。
[ど、どうも🌸です、!]
と頭を下げながら言う。よく腕を見ると汗でコンシーラーが透け、傷が出ていることに気付く。
[や、やばい、]
と🌸が焦り気味で言う。するともう1人のマネージャーさんが話しかけて来る。
[どぉ〜もぉ〜]
凄く遅く喋るが。すごいアヒル口。ぶりっ子なのか無意識なのか…口悪いが結構きしょい。
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