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⚠️作中に出てくる小さい頃のメンバーの性格、口調、一人称は全て想像です。
⚠️フマいと、アオユニの🔞を後から出す予定です。
⚠️キャラ/口調崩壊あります。
⚠️**ハピエンです。**
今年もなにも出来なかった。
後一歩だった。アイツがあんなに早く学校来て居なければ、下駄箱にコレを入れられたのに。
アイツは今年度の終わりに引っ越す。もうチャンスはない。確かに、誰も見ていない時に机に入れたり、放課後に呼び出したりも出来ただろう。でも…っ!このやり方がいい!
小学2年生だった8年前のこの日、下駄箱に小さな箱が入っていた。
箱には丁寧に花柄の包装と手紙貼ってあった。手紙には、
「ユニくんへ、
好きです。つきあってください。
アオトより」
と、紙の罫線から少々外れてしまった9歳らしい字で書いてあった。
アオトは近所住んでいる同い年の男の子で所謂幼馴染だ。
今思えば、俺はあの時最低なことをしてしまった。
2018/2/14
ユニ「行ってきま〜す」
ユニ母「行ってらっしゃい」
なんか今日は ばれんたん?らしい。
ママによると、女子がすきな男子におかしをあげる日だとか。
ユニ「アオト〜?いっしょに学校行こう〜!」
俺はアオトの家の呼び鈴を鳴らして叫んだ。いつもは家の外で待っているのに今日は家の外にも呼んでも出てこない。
しばらくしてアオトのお母さんが出てきた。
アオト母「あら、ユニくん。アオトならもう行ったよ」
ユニ「え?そうですか。すみません、ありがとうございます」
アオト母「良いのよ」
アオトのお母さんは温かい笑顔を向けてくれた。
アオト母「でも今朝、急いて出て行ったから待ち合わせに遅刻でもしたと思ってたけど。違うみたいね」
俺はアオトの家を後し、学校に向かった。
いと「おはよ」
ユニ「いと、おはよ」
いとは小学校に上がった時からの友だちでよくアオトともう一人友だち、フマルの4人でよく遊んでいる。
ユニ「いと知ってるか、今日ばれんたんって日らしい」
いと「ばれんたん?バレンタインのこと?」
ユニ「あ、そうそうバレンタイン」
いと「僕は朝、お母さんからもらったよ!」
ユニ「いいな〜。おれもチョコ欲しい」
いと「だれかから もらえるかも知れないよ」
ユニ「もらえるといいな〜」
後ろから走ってくる音がし、振りかえようとしたその時、背中に大きな刺激が走った。
ユニ「うあ!」
フマル「おはよ!」
フマルが後ろからからランドセルを押したようだ。
ユニ「ビックリした!」
フマル「ごめん!」
いと「大丈夫?」
いととフマルが心配そうに俺の顔に覗き込んできた。
ユニ「うん、ごめん大丈夫」
フマル「良かった…」
フマルは安堵のため息をついた。
フマル「そう言えば、アオトは?」
ユニ「朝、家に行ったらもう学校行ったっておばさんが言ってた」
フマル「俺たちを待たずにか?」
ユニ「うん…」
いと「アオトらしくないね」
話してる内に学校着いた。
フマルが下駄箱を開けるとチョコレートの箱が数箱落ちた。
時が止まった。
いと「え、」
いとユニ「多…」
フマル「…?」
フマルは仄かにチョコの匂いがする多数の箱を見つめた。
フマル「もしかして、俺って…」
……
フマル「モテる!?」
フマルが自分がモテることを自覚した瞬間だった。
フマルに続き俺達は下駄箱を開けた。
ユニ「ん?なんだこれ?」
俺は下駄箱に赤いチューリップ柄の箱を見つけた。
裏を見てみるとと手紙があった。
アオトからだった。
俺は手紙を読むと途端にアオトが友達だと思えなくなった。
ユニ「……きっも」
俺は思わず口にしてしまった。寒気がした。今まで親友だと思っていた幼馴染に「そういう」目で見られていたと思うと震えが止まらない。
どう考えても変だろ⁉︎男が男のこと好きって!
どうやらアオトは影で聞いていたようで俺の最低な呟きを聞いたようだ。
アオトは目に涙を浮かべながらトイレへ走って行った。
その日は俺の人生で最も最悪な日。恐らく、俺だけではなくアオトもそうだっただろう。
————
先生「今日はペアワークをやるので皆んなペアを作って!」
先生「あれ?ユニくん、アオトくん、今日はペアじゃないんだ」
アオト「う、うん!たまには ほかの人とやろうかなって…!」
アオトは少し震えていた。
先生「そう、皆んな自分から新しいことに挑戦しててうれしいわ!」
俺はその日、一人で帰った。フマルに呼ばれたけど無視した。
無視するのは当たり前だ、アオトが光のない、捨てられた子犬のような目で見てくるからな。
家に帰って少し調べ物した。もちろん、親に聞くことも考えたがこのことについては誰とも話したくなかった。
俺は調べる内に「同性愛者」と言う言葉にヒットした。同じ性の人を愛する人、という意味らしい。同性愛は一種のアイデンティティと考えられているが詳しいことは分からないらしい。
次の日、俺はアオトに謝ろうと登校する際に家行った。その日もおばさん出てきて対応してくれたがアオトは既に家出ていた。
おばさんによると、アオトは一昨日「好きな人に渡すチョコが作りたい」と言い、何度か失敗しながらも最後には綺麗に包装して手紙まで数回書き直していたらしい。
聞いている内に俺は自分がどれ程なまでに最低であり、人を傷つけてしまったか実感した。
アオト母「それでね、昨日あの子にどうだったか聞いたら『諦めちゃった』って笑顔で言ってそのまま部屋に戻ったんだけど、あの子も隠してるつもりだろうけど無理して笑ってたの」
俺は相槌も、おばさんの目を見ることさえ出来なかった。
アオト母「多分私じゃ聞いても話してくれないからユニくんから聞いてくれないかしら」
ユニ「はい……聞いてみます」
再び学校に向かう、前を歩いているいととフマルを見つけた。隣にアオトが居ないことを確認してから走った。
それから、小学校、中学校へと進んで行った。俺達は出来るだけ関わらないようにしたが勿論、避けられない時だってある。
一つは中2の体育の時だ。その時までは何かの縁なのか、小学2年生以来初めて同じ授業受けた。