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『バユーン塔で…』
ヒミコ「ここから、ナカダマへ行くの?
」・塔を見上げている
レイア「はい。原始的な方法で飛ぶとか
。」・ヒミコたちの、うしろで言った
「シュン。」
語り手「ふたりのアホにんが、レイアの
隣に現れた。」
「シュン。」
語り手「アホにんたちは、レイアと共に
消え去った。」
『塔の最上階で…』
ヒミコ「魔法陣の上に乗ればいい、か 。
」・壁の貼り紙を読んだ
語り手「ヒミコたちは、魔法陣の上に
移動した。」
ヒミコ「何も起きないわよ。」・周りを
見た
バウロ「ヒミ。悪い考えを持つ者は、
ナカダマに行けないらしいぞい。」・
別の貼り紙を指した
ヒミコ「ワルサ。カブトを取りなさい。
」・その方に言った
ワルサ「仕方あるまい。」・カブトを
取った
「ポン!」
語り手「ワルサは、元の姿に戻った。」
作者「ワルサは、カブトを取ると元の
姿に戻り、着けると変になる。中身は、
その逆。」
「フォン。」
語り手「ヒミコたちは、空気の層に
包まれた。」
「パカッ。」
語り手「天井が開いた。」
「ボヨン。」
語り手「床が飛び出し、ヒミコたちを
押し出した。」
『ナカダマで…』
「タン!」
語り手「ヒミコは、足から着地した。」
「ズゴ…!」
語り手「バウロとワルサは、顔から
地面に突っ込んだ。」
ヒミコ「ふ〜ん。ナカダマの方が、
きらびやかね。光りに飾ると書いて、
光飾(こうしょく)とでも呼ぼうかしら
。」・キラキラと光る森の中を見て
言った
語り手「ナカダマは、ホンダマよりも
魔力が満ちているのだ。」
ヒミコ「バウロ。」・うしろの方を見た
バウロ「はい!」・おでこを
赤らめながら立ち上がった
ヒミコ「転移装置の進ちょく状況は?
」・前を向いた
バウロ「ほぼ完成しました!あとは、
触媒となるものと、大量の魔力だけです
!」・ヒミコに答えた
ヒミコ「そう。わかったわ。町へ
行くわよ。」・歩き出した
『近くの町で…』
ヒミコ「すいませーん。」・雑貨屋の
前で呼びかけた
ワルサ「・・・・・。」・カブトを着け
、 変な姿になっている
少女「はーい!」・雑貨屋の奥から
出てきた
語り手「この少女の名は、欄間・雀(
らんま・すずめ)。16歳。ここの
店主の、お弟子さんなのだ。」
作者「以後、スズメ。」
これ↓
ヒミコ「ひころく、という犬は
居るかしら?」・スズメに訊いた
スズメ「居ないよ。」・ヒミコに答えた
バウロ「散歩かの?」・スズメを
見ながら言った
スズメ「ううん。行方不明。」・首を
横に振った
バウロ「へっ!?」・おどろいた
ヒミコ「バウロ。捜してあげなさい。
」・その方を見た
バウロ「えっ、あぁ。そうじゃな。」・
どこからか、自身に似た端末を出した
ワルサ「わざわざ犬を捜すよりも、
この辺のモノでイケるだろ。」・複数の
商品を抱えて、雑貨屋から出ようとした
「ファンファンファン…!!」
語り手「頭に赤色灯を
乗せた犬たち(チワワ)が、ワルサの
前に来た。」
ワルサ「おっ、おい(困)!?」
「ファンファンファン…!!」
語り手「犬たちは、ワルサを担いで、
どこかへ去っていった。」
バウロ「パクられたの。」・ワルサの
方を見ながら呟いた
ヒミコ「ひころく、の所持品は、
あるかしら。」・スズメに訊いた
スズメ「あるよ。」・雑貨屋の奥に
向かった
『しばらくして…』
スズメ「元の世界に戻るの?」・隣を
歩くヒミコに訊いた
ヒミコ「そうなのよ。そのためにも
触媒が必要で、創れる人を捜して
いたわけ。」・スズメをチラッと見た
スズメ「ふ〜ん。」
ヒミコ「店主が70歳の犬と聞いて、
おどろいたけど、あなたが、その犬を
特大のゴムで飛ばしたってことの方が、
おどろいたわね(笑顔)。」
語り手「何があった?」
バウロ「この先じゃの。」・端末を
見ながら歩いている
語り手「ヒミコたちは、警察署の前に
来た。」
ひころく「鳥の巣の上に落ちて
いなかったら、ワシは、ケガどころでは
なかったのだぞ!!」・警察官(A)に
向かって、声を荒らげた
警察官(A)「まぁ、まぁ…(苦笑)。
」・受付で、ひころくをなだめている
ヒミコ「あなたが、ひころく?」・
そういって、ひころくの前に立った
ひころく「なんじゃ、お前は?」・上を
向いて、ヒミコを見た
作者「今更だが、主役級の犬たちは、
どれも体は小さい。」
これが、ひころく↓
語り手「ヒミコは、ひころくに事情を
説明した。」
ひころく「ふむ。触媒をのう…。」・
前足を組んで、下を向いている
ヒミコ「やってくれるかしら。」
ひころく「それは、構わんが、その前に
被害届を出してからじゃ。」・顔を
上げて、ヒミコを見た
ヒミコ「ありがと(笑顔)。」・
そう言いながら、ひころくの頭をなでた
ひころく「バカ!なでるな(怒)!」・
ちょっと困っている
「ガチャ。」
語り手「ワルサが取調室から
出てきた。」
ヒミコ「あら、ワルサ。元気そうね。
」・その方を見た
ワルサ「どこがだ!オレは、初めて
逮捕されたのだぞ(怒)!!たかだか、
商品を持ち出そうとしたくらいで…。」
語り手「ワルサは、犬たちに
連れていかれた。」
ヒミコ「あなたは、盗まれる側を
理解してないのよ。」・ワルサを
背にして言った
語り手「その後、スズメは、警察署で
説教を受けた。」
『雑貨屋のウラ庭で…』
バウロ「どれもイマイチじゃの…。」・
黒いカタマリの前で考えている
ひころく「ゲンソ(元素)が、どうとか
、ヨウシ(陽子)が、どうとか、
サッパリわからん…。」・両前足と
両ヒザをついて、ぶつぶつと言った
ヒミコ「バウロ。調子は、どう?」・
そう言いながら、バウロの近くまで来た
バウロ「それが、うまく出来んのじゃ。
純粋な物質だけでなく、化合物でも
試したかったのじゃが…。」・ヒミコを
見た
ヒミコ「そう。」
ひころく「ワシのセイにするでない!!
お前が、ムリ難題をふっかけるからじゃ
(怒)!!」・バウロに向かって言った
バウロ「なんじゃと!おぬしが
緻密(ちみつ)に、やろうと
しないからじゃろが(怒)!!」・
隣の、ひころくに反論した
ヒミコ「ほらほら、ケンカしないの。
」・2匹の犬をなだめた
バウロ・ひころく「ぐぬぬぬ…!」・
互いをにらみ合っている
ヒミコ「仕方ないわねぇ。代りに、
これを使ったら、どうかしら。」・
どこからか、ワルサふうの人形を出した
ひころく「なんじゃ。人形か。 」・
それを見た
ヒミコ「さっき、ワルサに判決が出て、
このような姿にされたのよ。刑罰って
とこね。」・ひころくの方を見て言った
ひころく「ワシ。この町に長年、住んで
いるが、人形にされる刑罰は
聞いたことがない…。」・首をかしげた
ワルサ(人形)「・・・・・。」
語り手「バウロは、ヒミコの形を
した石像(3メートルくらいある)の
前に、ワルサ(人形)を置いた。」
「フォン。」
語り手「石像は、かすかに光った。」
バウロ「ヒミ。石像に魔力を
注ぐのじゃ。」・ヒミコを見た
ヒミコ(風土)「えい!」・石像に
手をかざした
「ピカー…!」
語り手「石像は輝きだした。」
「シュン!」
語り手「ヒミコとバウロは、光に
包まれて消え去った。」
ひころく「結局、ワシは
必要なかったじゃろがい(怒)!」
『ぷー太郎の住む家で…』
「ピンポーン。」・呼び鈴
アンコ「はーい。」・扉を開けた
ヒミコ「ぷー太郎は居るかしら。」
語り手「アンコの前に、ヒミコが
現れた。」
アンコ「今は居ませんよ。」・
そう答えた
ヒミコ「あら、変ね。連絡は
したはずなんだけど…。」
『研究所で…』
ぷー太郎「そろそろ家に戻らないと…
。」・急ぎ足で通路を歩いている
「シュン。」
語り手「ぷー太郎は消えた。」
アンコ「連れてきましたよ。」・端末を
持って、ヒミコに言った
ヒミコ「ありがと。」・手を合わして
喜んだ
ぷー太郎「クスッ。」・アンコの足元で
ひどく落ち込んでいる
語り手「アンコは、ナゾの端末を
使って、ぷー太郎を呼び寄せた。」
バウロ「おぬしも大変じゃの…(哀)。
」・ぷー太郎を見ている