テラーノベル
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それから数ヶ月が経った。
宮舘が人間に戻る方法は一向に見つからず、何度も活性期を迎えていた。
しかし、訪れる活性期は徐々に穏やかになっている。
渡辺がそばにいれば安定し、そばにいなければ激しくなる。
国の研究員が言った通りだった。
そしてある夜、渡辺が退勤したところで、岩本が隔離室前に現れた。
❤️「お久しぶりです。珍しいですね」
💛「お前に話したいことがあってきた」
❤️「俺の体の話でしょ?」
💛「そうだ。…渡辺のおかげで、活性期が穏やかになっている。それは渡辺がお前のいわゆる『治療因子』だからだ」
❤️「やっぱり…俺自身も感じていました。翔太といると心も体も落ち着くんです」
💛「それと…」
岩本は口にするのをためらった。
やはり言わないほうが良いのではないか。
❤️「言ってください。俺はどんな結果でも、受け入れます」
宮舘の瞳には、随分前から覚悟が表れていた。
💛「……もう、お前は人間には戻れない」
❤️「……」
宮舘は驚きの表情を見せなかった。
なんとなく、感じていたのだろう。
岩本は申し訳なさそうに言う。
💛「このままじゃ何も変わらないし、何か治療をしたとしても、レギオンはお前の体からは離れない」
💛「本当に、すまないと思う。お前にも、渡辺にも…」
❤️「俺はいいんです」
❤️「触手が暴れても、理性を失っても、死んでも」
❤️「ただ、翔太に幸せでいてほしい。それだけなんです」
❤️「俺は翔太が好きです。愛する人の幸せのためなら、なんだってしたい」
初めて、宮舘の口から渡辺への愛の言葉が紡がれた瞬間だった。
💛「やっぱりお前たちの絆は、誰にも引き裂けないな」
💛「幸せにな。絶対、離すんじゃないぞ」
過去に愛する人を救えなかった岩本。
2人が絶対に幸せになれるよう、そう言った。
岩本が去った地下には、佇む宮舘と、静寂だけが残っていた。
コメント
11件
💙の愛は、奇跡を起こす ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

きっと、奇跡は起こるよね😭
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