テラーノベル
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h「この服かわい〜!
しかもモトキに似合いそう!どう?」
どう、と言われてもな…
ファッションのことなんて
全くと言っていいほど
わからないし
全部お任せするしか
ない気がする
m「…わからないから
全部滉斗が選んで」
h「おっけーわかった!」
h「んーっ結構いろいろ買ったなー! 」
伸びながら満足そうな
表情を浮かべる滉斗
買ったものは、服
時計、ネックレス、帽子
ブレスレット、指輪…など
滉斗…お金大丈夫かな
めっちゃ使ったけど
m「…ひろ、」
h「あ、そろそろお昼だね
なんか食べ行こ〜!」
m「…うん」
h「なに食べるー?
あ、俺オムライスがいいな」
m「…じゃあ僕もそれにする」
h「ふは、わかった」
m「…なんで笑うんだよ」
h「いや、マネしてきてかわいいなって 笑」
なにそれ、滉斗のその笑い声の方
が可愛いし
…は?なに考えてんの僕
おかしい
h「すみませーん」
「はーい」
h「オムライス2つお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
h「…♪」 m「…」
どうしてもお金のことが気になって
じっとしていられない
…聞いてみようかな、
m「ひ、滉斗…」
h「ん〜?」
今まで、こんなに贅沢にお金を
使ったことなんてないから
心配…だけど
お金の話するの、怖いな…
お金の話をしようとすると
毎回殴られたり蹴られたりしたから
…でも、もしかしたら
もしかしたら滉斗なら…!
m「あんなに買っちゃったけど…
お、お金…大丈夫…?」
h「…」
m「あ…」
滉斗がなにも言わなくなってしまった
これ、やばいかも
殴られる…?蹴られる…?
やっぱり、滉斗でも…
h「モトキ…」
m「ッ、はい…」
呼ばれた
やだ
やめて
h「モトキは、そんなこと
考えなくていいんだよ」
m「…ぇ?」
h「モトキはまだ14歳なんだから
そんなこと考えなくていーの!」
…優しい声
なんで?なんでそんなこと言うの?
優しすぎるよ
m「っ、ごめん…ありがとうっ 涙目」
h「ん〜、泣かないで〜っ」
m「…っと言うか、僕14歳じゃないしっ笑泣」
h「えぇっ!?うそ!?ほんとに!?
見た目的に14歳くらいかと思った…ごめん…」
m「あーもう、笑泣」
あんなに怖がってたのがバカみたい
なにこれ、泣きながら笑ってるし、笑
おかしぃっ…笑
h「ごちそうさまでした〜!美味しかった!
あ、時間そろそろだね。行こっか」
m「…?どこ行くの?」
ご飯を食べ終えて、帰るの
かと思った矢先
滉斗がスマホを見て
急いでレジへ向かった
僕はその後ろについて行く
会計が終わったのか、
手を引っ張られ車に乗る
…どこ、行くんだろう
m「…美容院…?なんで、」
滉斗が連れてきてくれたのは
結構雰囲気良さげな美容院
中にはあまり人がいないみたいだけど
h「なんでって…モトキめっちゃ
髪長いんだもん!最初女の子かと思ったんだから! 」
m「…まぁ、確かに髪は長いけど…
別に困ってないし…」
確かに僕困ってない
髪が長いのなんていつものことだし
別に気にしてないっていうか…
h「いーの!ここ、俺の親友が
やってる美容院だから!
めっちゃいい人だよ!」
m「いや、聞いてないし…」
h「いいから!ほら!来て! 」
m「あっ、ちょ…!」
〈カランコロン…〉
h「涼ちゃーん!来たよー!」
?「あ!来た!待ってたよ〜!」
m「…」 〈ペコリ〉
この人が滉斗の言ってた人かな
涼ちゃん、って言ってた?
?「こんにちは!今日はよろしくねモトキくん!」
r「ボクは藤澤涼架!好きに呼んでくれていいよ♪」
m「ぁ、はい…」
僕は人見知りだから、目も
見れないしいい反応もできない
でも、この人すごく優しそう
語尾に音符がついてるように聞こえるし
滉斗もいい人って言ってたし
この人も大丈夫そう…
r「さ、今日はどんな髪型にする〜?」
ど、どうしよう
美容院に来るなんて知らなかったら
どんな髪型にするかなんて
考えてなかった
なんでもいいから、滉斗助けて…
h「ん〜、じゃあこういう感じ でお願い!」
滉斗が涼架さんにスマホを
みせてるのがみえた
すると、涼架さんは…
r「おっけー!まかせて〜っ!」
やる気が入ったのか
腕を巻くって
すごく笑顔だ
なんかかわいいな、この人
〈チョキチョキチョキ…カチャッ…〉
m「ッ…」
ハサミを見るのが怖くて
思わず目を閉じてしまう
それに、髪を切るなんて
すごく久々だから
緊張する… どうなるんだろう…
滉斗が涼架さんにどんな画像を
見せたのかわからないから
仕上がりがわからないし
怖いなぁ…
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変なところで切ってごめんなさい…!
さぁ、モトキくんはどんな
髪型になるんでしょうね!
楽しみだ
ではまた次回お会いしましょう♪
またね〜
コメント
1件
絶対イケメンでしぬ😭😭😭😭😭😭😭😭