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59 - 番外編26 『主様が猫化したら』 ※猫の耳としっぽが生えた(人間の姿のまま)

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2025年09月16日

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番外編26 『主様が猫化したら』

※猫の耳としっぽが生えた(人間の姿のまま)


デビルズ・パレス 朝 8時


『主様起きてこないですね…。』

(もしや何かあったとか…。)

『俺呼んできますよ。』

『俺も行こう。』

『そうですね、お願いします。』

数分後――


『『うわぁぁぁぁ!!』』

『『『『!?』』』』

(今のはロノ君たちの声!?主様の部屋からです!)

執事達が主様の部屋へ向かう。


『どうしたんです!?』

『べ、ベリアンさん…。主様が…』

『な、何これ…っ。私、耳生えてる!?しっぽも…。』

『猫の耳…だよな?これ。』

『可愛いです主様ー!』

『ラムリ!それどころじゃないです!』

『と、とにかく…。食堂に行きましょう。』

『う、うん。』


食堂にて。


『朝起きたら…こうなってたの。

詳しい理由は…わかんなくて…』

『なるほど…?どうすれば戻るんでしょう…。ルカスさんなにか分かりますか?』

『うーん…。人に猫の耳が生える事案なんて…3000年以上生きてるけど初めてのことだから…。とにかくできることはやってみよう。』

『ありがとうルカス…もーなんかやだこの猫の耳としっぽ…いつもより耳がよく聞こえるし…。』

(主様が猫に…。)

(耳としっぽ…。)

(いつもの主様じゃねぇみてぇ…。)

(いや、そんなことより…。)

『モフりたい…。\可愛い…。\っす/です。\な。』

『皆さん執事として不純です!』

『え〜だって可愛くない?このもふもふの耳にふわふわのしっぽ…。触りたいなぁ。』

『ベレンさん、ねこのしっぽは神経が1番通っていて敏感なんだ。だから触ると…』

『あ、バスティン君、それ逆効果です。』

『ん?』

『へぇ…?そりゃいいこと聞いたな。』

『敏感になってるしっぽを触ったら…主様はどうなっちゃうんすかね…?』

『っー!』

私は見の危険を感じて逃げた。

『あ、主様ー!!』

『アモン、追うぞ。』

『了解っす!』

『あ、ちょっと2人とも!』

『あの2人は…っ。』

『じゃあ私は治す薬を作るよ。ナック君、ラムリ君、お手伝いをお願いできるかな?』

『はい、もちろんです。』

『はーい!頑張ります!』

『テディさん、私達はアモンさん達を追いかけましょう。ハナマルさん行きますよ…って、あの人は…?』

『ハナマル君ならアモン君達と主様を追いかけに行ったよ?』

『は?』

『ちなみにラトもです…。』

『…ベリアンさん。』

『は、はい。』

『アモンさん達を捕まえられたら皆さんマナー指導ですが…ハナマルさんは私にお任せ下さいね。』

『え、あ、は、はい。』

『行きましょう、テディさん。』

『は、はい。』

『主様どこに行ったんでしょう…』

『一緒に探しに行きましょうか、ムーちゃん。』

『はい!』


一方その頃――。


『はぁ、はぁ…。』

『主様。大丈夫か?』

『ば、バスティン…。バスティンも私を捕まえに…』

『いや、俺はただ…その、1回だけ…

モフらせて欲しい…ダメか?』

『ングッ』

(そんな可愛い顔でオネダリされたら…断れん。)

『す、少しだけ…だからね。』

『あぁ。』

なでなで…

『ゴロゴロゴロ…♪』

『ん、気持ちいいんだな…良かった。』

『っ…』

(恥ずかしすぎて死にそう…。)

『主様どこだ〜?』

『!ボスキの声!バスティン、私もう行くからここは足止めお願い!』

『ん、あぁ。任せろ。』


数分後。


『来てない…じゃあ、バスティンが足止めに成功したんだ…。』

『主様。』

『っ!?』

『こんなとこに隠れてたのか。』

『な、なんで!バスティンが足止めを…』

『あぁ、それなら肉で釣って追い払った。』

『くぅ…。このまま諦めてたまるか!』

と、逃げようとしたらしっぽをガシッと掴まれてしまう。

『ひゃぁっ!』

『へぇ…主様のそんな可愛い声初めて聞いたな。』

『凄いそそられるっす…。』

『や、やだ、離してぇ…っ。』

ギュゥ…

『ぁっ。ダメ…っ。』

『『っ…。』』

(やばい…これなんかクる…っ。\っす…。)

『ボスキ達抜け駆けか?』

『ずるいですねぇ私達も混ぜてください。』

『ラトに、ハナマル…っ。』

『可愛いなぁ主様♪』

『もっと聞かせて下さい…。』

2人はつぅ…としっぽをなぞる。

『ひゃぁ…ぁ。』

(助けて、誰か…っ!)

『そこまでだ。』

『!!』

『ハウレス…?』

『お前達。覚悟は出来てるな?ハナマルさんも。』


そしてこの後…。


食堂でルカス達に見守られながら薬を飲んで無事元に戻りました。


『あの…他のみんなは?』

『えっと…。

ベリアンさんとミヤジさん、そして、ユーハンさんからのマナー指導とお説教ですね。』

『今頃シッティングルームで正座させられてると思うな…。』

『……。』


『ボスキ君、アモン君、なんで呼ばれたか分かりますね?』

『『はい…\はいっす…。』』

『ラト君。主様に意地悪しちゃだめだろう?』

『はい…ミヤジ先生。やりすぎてしまいました。』

『ハナマルさん(圧)』

『はい。』

『私の言いたいことがわかりますよね?』

『はい…。』


『ん?バスティンは呼ばれなかったのか?』

『俺はもふもふしただけだ。しっぽは触ってない。』

『あぁ。バスティンは足止めをしてくれたからな。肉でつられたらしいが。』

『あはは…バスティンらしいね。』

『ミヤジ先生のことだから厳しく説教はしないと思う。』

『だね…ユーハンくんは怖いけど。』

『ハナマルさんも懲りないんですから…』

『ふん…。』

『災難だった…でもあれだけ怒られてると少し申し訳ないな…。』


次回


番外編27 『門限に遅刻してみんなから説教される』前編

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コメント

2

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プチちゃんの作品マジ神!続き待ってるよ!(*´˘`*)だーい好き❣❣

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