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寿命㌫(主) 🔮🖤ᩚ
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ゆいぽん
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昼休み。
悠真は友達に呼ばれて、教室の後ろで話していた。
「悠真、これ見て!」
「何?」
「昨日の動画なんだけど、めっちゃ面白い!」
「ほんとだ!」
悠真が笑う。
少し離れたところで、その様子を湊が見ていた。
「……」
いつもなら気にしない。
ただ友達と話しているだけ。
分かっている。
それなのに――
「……なんか嫌だな」
湊は小さく呟いた。
しばらくして、悠真が戻ってくる。
「湊、お待たせ!」
「遅い」
「ごめんごめん」
「……誰と話してた?」
「友達」
「楽しそうだったな」
「うん!面白かった!」
その瞬間、湊の表情が少し曇った。
「……そっか」
「?」
悠真は首をかしげる。
「湊、なんか機嫌悪い?」
「別に」
「絶対なんかあるじゃん」
「……ない」
「ほんと?」
「ああ」
でも、湊はいつもより悠真の近くに座った。
「……近くない?」
「嫌?」
「嫌じゃないけど」
「じゃあいいだろ」
悠真が少し笑う。
「今日の湊、なんか変」
「……お前が他のやつと楽しそうにしてるから」
「え?」
「……嫌だった」
悠真が目を丸くする。
「もしかして……嫉妬?」
「……そう」
「湊も嫉妬するんだ」
「するに決まってるだろ」
「なんか意外」
「俺だってする」
湊は少し照れながら続ける。
「……だって、お前は俺の彼氏だから」
「……!」
悠真の顔が一気に赤くなる。
「い、今それ言う!?」
「本当のことだろ」
「恥ずかしいって!」
「じゃあ言わない」
「……それはそれで嫌」
「どっちだよ」
二人で笑う。
放課後。
帰り道でも、湊はいつもより悠真の近くを歩いていた。
「湊」
「ん?」
「今日ずっと近いね」
「嫌?」
「……ううん」
悠真は少し笑った。
「むしろ嬉しい」
「……ならよかった」
そして二人は、いつもより少し近い距離で歩いていった。
――湊の中にある独占欲。
それは、悠真を縛りたい気持ちじゃない。
ただ、
大好きな人の隣を、自分の居場所にしていたい。
そんな気持ちだった。
コメント
1件
うわぁ、もうこの二人の距離感がたまらないですね……! 湊が「嫌だった」って素直に言えたのがすごく大きくて、悠真が「嫉妬?」って聞き返すときの優しい驚き方も伝わってきました。何より「俺の彼氏」ってストレートに言っちゃう湊の照れ隠しのない告白、こっちまで照れますよ。タイトルの「俺の隣」が、まさに湊の居場所を指してるんだなって最後の一文で腑に落ちました。沙良さん、こういうピュアな独占欲の描き方、本当に上手いですね!