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「さあさあ、着いたぞ! ここがテンペスト自慢の大浴場だ!」
リムルが胸を張って案内したのは、高級旅館のような佇まいの巨大な温泉施設。
戦いでボロボロになった五条、虎杖、伏黒、釘崎の4人は、その豪華な建物を見て目を輝かせた。
「うわぁぁ! すげぇ! 異世界にこんな立派な温泉があるなんて!」
虎杖が一番に駆け出し、脱衣所へ飛び込んでいく。
んだ天然の霊泉で、傷も疲れも一瞬で治るんだ」
リムルもスライム姿から美少女(美少年)の姿に戻り、タオルを首にかけて笑う。
広い露天風呂に浸かり、「ふぅぅ……」と同時に声を漏らす五条、虎杖、伏黒、そしてベニマルとリムル。
「……極楽だね。ねぇリムル、僕、もうここに住んじゃダメかな?」
五条が目隠しを外し、湯船の縁に頭を預けて完全に脱力している。
「あはは。あんたがいなくなったら、向こうの世界がパニックになるだろ? ……でも、疲れたらいつでも逃げてきていいぞ。ここなら誰もあんたを『最強』として扱わないし、ただの客としてゆっくりできるからな」
「……ありがとう。リムルは本当に、優しいね」
五条は湯気の中で、そっと目を閉じた。
「クハハハ! 宿儺よ、温泉とは良いものだろう?」
リムルの胃袋の中、隔離された「宿儺専用ルーム」にも、なぜか温泉が引かれていた。
ヴェルドラに無理やり湯船に押し込まれた宿儺は、般若のような顔で漫画を読んでいたが、お湯の心地よさに少しだけ毒気が抜けた様子。
「……チッ。小賢しい真似を」
と言いつつも、宿儺は温泉に浸かりながら『呪術廻戦』の続きを読むのだった。