TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


画像

※暗い

※ちょいグロ


ーーーーーーーーーーーーーー





「助けてください!殺人です!」


そう叫びながら走って来るのは、僕より年下と思われる見た目の、緑がかったハネ気味の髪とエメラルドのような瞳を持つ少年。眼鏡をかけている。


ここは人気がなく、僕と少年しか居ないだろう。


「大丈夫。落ち着いて。」


少年を安心させるように話しかける。

僕の中でも状況の整理ができていないが、なんとか冷静さを保つ。

恐らくこの少年は殺人現場を見てしまったのだろう。

彼の身内か、他人かは分からないが、この慌てようからして犯人に追いかけられている、と言ったところか。

「被害者は?」


家族だとしたら、この子はどこかで保護してもらうことになる可能性もある。

知らない人ならその人の身元を確認する必要がある。


「被害者、は…..」











「貴方ですよ。」

「ッぇ?」


どういうこと、と思った時にはもう遅かった。


僕の腹部に、彼の手に握られたナイフが深く突き刺さる。

「ゲホッ、!」

口の中に広がる鉄の味、端から零れるぬるい液体。

熱を持ち、痛み出す鳩尾。



不敵な笑みを浮かべる少年。


「こんなところに一人で居るなんて、危ないですよ?」




「ね、ドズル社長。」


その声が聞こえたのを最期に、意識は暗闇へと落ちてゆく。


もう二度と、目を覚ますことは無いだろう。





ーーーーーーーーーーーーーー


○月×日、「ドズル社」の社長を務めるドズル氏が、△△通りで何者かに殺害されているのが発見されました。










loading

この作品はいかがでしたか?

116

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚