この作品はいかがでしたか?
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照「○○…?」
○○「……泣。やだ。やだよ照…」
照「ん?何が嫌なの?」
照にしがみつき、泣きじゃくる私を、いつものように、抱きしめ背中を擦りながら聞いてくる。
○○「…ひなのちゃんが大事なのわかる。分かるけど……離れたくないっ…泣。」
照「……○○?」
○○「……あたしと結婚するって言ったくせに!」
照「ん?○○??」
○○「……ヒクッ…あたしよりひなのちゃんが大事でしょ……だから…っ…」
あぁ、こんなこといいたいわけじゃないのに。なんで…
○○「……ッ。ごめん、忘れて。ごめん………」
ひなのちゃんの方が大事なのは当たり前だ。
○○「……ごめん。泣。最低だね、私……。だから。いいよ、私、ちゃんと1人で……ッ…」
そう、これでいい。私が引いたらそれで…
照「○○、本気で言ってる?」
照の怒った声。
○○「でも、昨日照、そう言おうとしたんでしょ?ひなのちゃんのために、姉妹引き離さなくて済む方法って、それしかないじゃん!ひなのちゃんだって大好きなパパとママといた方がいいに決まってる!大人の都合で振り回されるなんて、可哀想!」
照「……そう、だな…」
これで、いい。これで……
照「…だったら、この子はちゃんと育ててあげないと。」
○○「え?」
照「ひなのも大事。だけど、○○だって俺は大事。その上、お腹に自分の子まで……ひなのには悪いけど、元嫁さんが選んだこと。もちろん俺に出来ることは今後して行きたいけど、○○と、この子が優先に決まってるでしょ?」
○○「………でもっ」
照「○○と居なかったら、ひなののためにってなってたかもしれない。けど、どう考えても、○○と離れることは、俺にはできない。」
○○「……産んでいいの?泣」
照「当たり前。明日病院行こう?」
○○「照…っ」
喜んでいいのかは分からないけど……
翌日、病院にいき、妊娠7週目だといわれた。
2週間後また受診することに。
照「○○、無理しないでよ?」
○○「……わかってる……」
それから2週間後、丁度クリスマスイブ。
無事心音確認でき、母子手帳を貰いに行った。
照「今日は体調大丈夫?」
○○「ん、悪くは無いかな?」
照「じゃあ、ちょっとだけ、行きたいところあるんだけど…」
そう言って連れてかれた場所。
シゲ「いらっしゃーい!」
瑠海「いらっしゃーい!」
○○「瑠海ちゃーん!」
奥さん「いらっしゃい!○○ちゃん、身体大丈夫?」
○○「え?あ…はい(笑)悪阻真っ只中で死にかけてますが(笑)」
奥さん「ねー、男はいいわよねー?しっかり甘えて、少しでも楽していいんだから!(笑)」
シゲ「おーい!言い方!(笑)」
奥さん「はい。お部屋の鍵。なんかあったらいつでも連絡してね?」
照「ありがとうございます。」
照と初めて来たのは、半年くらい前だったっけな。思い出の場所…
照「一緒にお風呂入ろ?」
○○「えっ!?////や、やだよ。1人で入る!」
照「は?滑ったらどうすんの?」
え?
○○「す、滑らないようにするもん。」
とは言ったものの、結局一緒に入る羽目に。
○○「……先にあがるね?」
なんか、クラっとしそうで、早めに上がることにしたけど、お湯から出た瞬間、フラッとした。倒れると思ったら
照「ほーら、言わんこっちゃない。」
照に支えられ、脱衣場へ。
○○「……ありがと//」
目の前には鍛えられた照の体…
照「ほら、ちゃんと拭いて、服きなよ?」
○○「うん///」
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