この作品はいかがでしたか?
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夕食の時間までは、窓際の椅子に座り、ゆらゆらと揺られながら、景色を眺め、ゆっくり。
照は、筋トレしたり、サウナ入ったりと、それぞれの時間を過ごす。
夕食が運ばれてきた。
○○「わぁ、美味しそう……だけど……うっ……」
匂いに反応し、吐き気。
照「大丈夫!?」
○○「……うん、何とか…」
こればかりは仕方ない……
少しして、落ち着いた。
照「食べれそ?」
○○「うん、食べよ?」
1口食べると、意外と食べれた!
○○「ん、美味しー!久しぶりに食べた(笑)」
照「良かった(笑)」
食べ終わり、ゆっくりしてると、少し外に行こうと照に誘われた。
上着を羽織、外へ。
すると。綺麗なイルミネーション。
○○「うわぁー!綺麗!!」
照「でしょ?」
少し散策して、ベンチに座る。
すると、照がいきなり、前に座り、膝まづいて、私の手を握った。
○○「え?何?」
照「○○、これからの人生、一緒に隣で歩いてください。そして、死ぬ時はそばにいて欲しい。だから、結婚してください!」
え、プロポーズ…ってやつ?
○○「……はい。お願いします。泣。」
結婚するの分かってても、嬉しくて泣いちゃうもんなんだ…
照「○○…」
頬にそっと手が添えられたかとおもうと、目があって、目を閉じると、唇が重なった。
照「……寒いね、部屋戻ろう?」
○○「……うん//」
部屋に戻り、お風呂で温まり、サウナから戻ってくる照を待つ。
指には、キラキラ光る指輪。
照「あれ、まだ起きてた?」
○○「うん。」
照「じゃあ、これ…書いて?」
そう言って婚姻届を渡された。いつの間にか、照の所は記入済み。
照「明日、○○のおとうさんと、ふっかに、書いてもらおう?」
○○「…うん!」
その日は、照に抱きしめられたまま、眠りについた。
朝起きると、枕元にプレゼントが…
照「え?何これ(笑)」
○○「え?照が置いたんじゃないの?」
照「置いてないよ?笑。あ。ほら。シゲからだ(笑)」
そう言ってスマホのメールを返す照。
○○「照、これ……」
照「ん?」
○○「メリークリスマス!」
そう言ってプレゼントを渡す。
照「ありがとう!最高のクリスマス……」
そう言って抱きしめられた。
それから、温泉入って、朝ごはんいただいて、少し2人でのんびりして、旅館をでた。
シゲさんの奥さん、友香さんと連絡先交換して、先輩ママさんとして、色々教えて貰えることになった。
そして、私の実家に向けて出発。
実家につくと、なんでか深澤くんがいた。
○○「え。なんでいるの?」
深澤「ん?照に呼ばれたからー!」
○○「え?」
お母さん「お父さんも、もうすぐ帰ってくるし、ゆっくりしてなさい。」
しばらくして、お父さんが帰ってきた。
父「ただいまー、ごめんな。待たせただろ?」
照「いえ、忙しいのに、急にすみません。」
母「それはいいけど。どしたの?」
照「あの、実は、俺たち籍を入れようと思いまして。」
父「お、おう。式とかは?」
照「式は……」
○○「まだ決めてないけど…」
照「お父さんすみません、順番が逆になりまして……○○のお腹に赤ちゃんがいます。まだ初期ですが…」
父「は?お前っ!」
母「え?○○……」
照「すみません…」
深澤「えっ!?だから体調……なんで早く言わないんだよ!バカ!」
○○「…だって。もし、心音確認出来なかったら…って。まだ安心できる訳じゃないけど、第1段階突破したとこだから…」
父「○○……良かったな!泣。」
母「おめでとう!泣」
○○「…え、あ、ありがとう?」
な、なんで、お父さんもお母さんも泣いて……
父「照くん、ホントありがとう。順番はいい。結婚の話を今から詰めてくとこだったとこに、先に赤ちゃんが来てくれただけだ。おめでたいじゃないか!」
母「孫が見れるなんて……嬉しいわ。○○、無理しちゃだめよ?なんかあったらすぐ連絡して?」
○○「……あ。うん」
なんだろうか、こんなも親が喜ぶ姿、初めてで、すごく戸惑う。
照「それと、お父さんかおかあさんと、ふっかに、証人になって貰えないかと思って。」
深澤「え?なんで俺?わら」
照「ふっかは、俺の親友で、1番俺たちを、理解してくれてるし、○○のお兄さんだから、俺の覚悟。そして、お父さんお母さん。俺にとっても、おふたりしかお父さんお母さんはいないので…。」
○○「…私からもお願いします。」
母「お父さん、よろしくお願いします。」
父「………ッ。」
この時、父の目が赤くなってたのは見なかったことにしよう。
私は、ちゃんと、お父さんに大事にされてたんだ。と改めて感じた。
コメント
4件
やだぁ泣きそう。゚( ゚இωஇ゚)゚。 照良い奴だなぁ💛みんな幸せになって欲しい
めちゃいいですっ~👍🏻