今日は豹さんの仕事の見学
豹さんは大きいし沢山ピアスが空いてるけど
ORDERで1番優しくて1番常識がある人。
南雲と同じく隣歩いてると目立つが優しいから
全然おけい、午前中は現場で午後は
書類作業をした。
「ガキ、腹減ってねぇか?」
「まだ減ってなーい」
なんって2時間に1回は聞いてくる。理由を聞くと”ガキは食っておけ”との事、そこまで口煩く
言うのは優しいからだろう。
現場でもフローターの方に優しかったのも印象に残ってる。あんな優しいのにどうして
殺し屋を続けてるか不思議だ
豹さんとの書類作業が終わったのは9時過ぎ
ぐらいだった。豹さんは仕事が早くその上に
正確。豹さんとバディ組んだら早上がり
できそうだなーと考えてると
「豹様、お忙しい所すみません。麻樹会長から要請です。準備が出来次第我々がお送ります」
その日言葉で豹さんは少々不機嫌になったように見えた「ガキ今日はここで終わりだ」
ほんとになんって優しい人だ
「えー仕事の見学なんだから私も行く〜」
「ッチ」
舌打ちをした豹さんは顎で行くぞと伝えて来た
部下の人に連れていかれた場所は旅館だった。
山奥にある少し古びた旅館。その文だけで
危ない匂いがプンプンする。豹さんはここが
どこか知ってるようだったが教えてはくれなかった。だから私も深追いはしないで置いた
旅館に入ると外違い中は綺麗に整えられていた
だけどどこか嫌な雰囲気がある。上手く
表せれないが何か得体の知らない物があるようなそんな雰囲気。
「ガキ、離れんじゃねぇぞ」
そう言う豹さんは真剣だった。まだ会って3日だがわかる、ここは他とは比にならないぐらい
危険だ。やっぱり殺連の情報は全部知っておくべきだった。そう考えながら豹さんの3歩後ろに着いて行く。
旅館は入口から長い廊下が続いていて、その
長い廊下もホラー映画に出てきそうな感じ。
そう考えたら全部怖く感じてきたから歩く
スピードをあげた。
おかしい…
この廊下をもう10分歩いてる。なのにまだ
続いてる、後ろ見ると廊下前見ると廊下
怖い!すごく怖い!この廊下が永遠に続いてる
気がして怖い。隣に居る豹さんは旅館に着いた頃より不機嫌になっている。旅館の構図上こんなに長い訳がない。色々と考えてると前に
ドアがあった。豹さんは何も躊躇せずにその
扉を開けた。
ドアの先には広い部屋があって その中には
複数の男の人が武器を作ってた。
何となくわかった気がした。あの廊下が少し
づつ下がってた。周りに窓が無いから自分が
地下に進んでることに気づいていなかった。
「豹じゃーん、何この子?彼女?!?!」
「違ぇ見学だ」
「なになに〜彼女〜〜?」
「だから違ぇ!」
「でかい声出さないで」
「初めまして」
「礼儀正しい子じゃん、ORDERに勿体なーい 見学ってことはORDERに入るんでしょ!
すごく勿体ない、僕らにちょうだい」
急にそんな事言って男の1人が首元にナイフ
突きつけて来た。脅しには慣れていたが殺気
が強く固まってしまった。
「この子顔いいから絶対いい武器になる!」
豹さんがここ苦手な理由がわかった。
全員頭おかしい、いい武器を作れるではなく
いい武器になるって事はこの人達は人間を
ベースに武器を作ってる訳だ。
「そこら辺にしろ、このガキ会長のオキニだ
傷つけたら首が飛ぶぞ」
そう豹さんが言ってくれたから男は首元に
あったナイフを下げた。
「はぁ〜で、なんの用〜?」
「会長がお前らを要らないつったからな
殺しに来た」
さっきまで感じていた殺気より強い殺気を
豹さんから感じた。
「へぇ〜あんなにお世話になったのに」
そう言って男たちも武器を持って襲いかかって来た。咄嗟のことで手持ちしていた小爆弾を
1人に投げつけた。見事に命中してバラバラに
なって死んだ。その煙で視界が悪くなって
豹さんに申し訳無いことしたなーと考えてる
うちに煙が薄れて行き周りが見えるようになってきた。周りを見たら襲いかかって来た男達が
地面に倒れていた。わずか数分で全員殺した
豹さんは部屋の奥に進んで何かを取るのが
見えた。それを取ってすぐ私にところに来て
「帰るぞ」そう言って走早に部屋を出ていった
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