次の日、午後。
午前中の撮影を終えたザックは、オープンカフェの一席でぼんやりと人の流れを見ていた。
目立たないよう濃いサングラスにキャップを被っているが、180cmを優に超える身長はごまかしようもなく、時折チラチラと視線を感じる。
けれど、そんな視線など全く気にならないほど、頭の中は不安と焦りでいっぱいだった。
「(ルチオ君には禁止されたけど……やっぱり、早く連絡して謝りたい)」
思わずスマホに伸びかけた手をこらえ、ため息をついたところに、ウエイトレスが話しかけてきた。
「あの! お水、いかがですか」
「あ、ありがとう。大丈夫だよ」
ランチを取るために店に入って30分ほど経つが、水を注ぎに来たのはこれで10回目だ。
「(どんだけ喉**********
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