市花と緋咲の家から帰宅して、いつの間にか眠っていたらしい。
母さんに呼ばれて一階で食事し、食器を流しに突っ込んでそそくさと部屋に戻ろうとしたら待つように言われた。
仕方なく先程座っていた椅子にまた座ると、ダイニングテーブルを挟んで向かいにいる母さんが俺の目の前の湯呑みに急須でお茶を注いだ。
進路相談のときのような落ち着かない空気だ。
まだ成績が出るような時期ではないのに、何か怒られることをしただろうか。
「律」
「うん」
「高校一年生ね」
「うん」
「大人と子供の狭間だし、自分のことは自分で決められるわね?」
「うん?」
「これからの生活をどうするか選びなさい」
「うん?」
「塾に通うのと、アルバイトするのと、部活に取り組むの、どれがいい?」
突然の三択に、俺は首を傾げ************
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