翌朝――
教室のドアを開けると、丁度教室を出るところだった緋咲とばったり鉢合わせた。
「お、おはよ」
無視して教室に入ることもできず弱々しく挨拶すると、緋咲はじーっと俺の顔を見てきた。
前髪と眼鏡で顔を隠して地味を装っている緋咲だが、近くで見るとスタイルのよさとか肌の綺麗さとか顔が整っていることがわかる。
でも入学以降、緋咲のことをそこまで知ろうとしているクラスメイトはいない。
「市花とどこかに行くの?」
「へ?」
「昨日、LIMEしていたでしょ?」
「何故知ってる!?」
「あの子リビングで嬉しそうにスマホをいじっていたから」
「嬉しそう? ははっ。そうなのかな?」
あの市花が、俺とLIMEできて嬉しいのか。
そういえば昨日、アルバイト先の先輩のミサさんが俺のことを『カッコイ**************************
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