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注意
・誤字、脱字あり
・語彙力は遥か彼方へ飛んでいきました。
・ご都合設定
・キャラ崩壊
・季節、時間軸は改変しました。
・原作ガン無視
・ドラエマ推しの方回れ右
それでもいい方はゆっくりしていってね
マイキー達と公園でシロに会ってから数日後、ドラケンが自分の部屋でバイクの雑誌を読んでいる時の話だ。部屋の外から嬢達の盛り上がる声が聞こえ、誰が来たのかに心当たりがあり部屋を出た。
堅「シロくん、」
シ「ンー?オーケン坊、数日ぶりだなァ。」
堅「おう、シロくんは何しに?」
シ「正道さんとおシャベリしニ」
嬢「えー、私達はぁ?」
シ「ハイハイ、お嬢様達ニ会エテ嬉シイデスヨ。」
嬢「棒読み過ぎてウケる笑」
嬢「まあ、ケン坊も出てきたし私達は戻りますかね。」
嬢「そうね、ここは可愛い旦那に譲ってやりますか。」
堅「あ?」
嬢「お説教が始まる前に逃げろー」
嬢達はキャッキャしながら自分達の持ち場へ戻っていった。ドラケンはたくっとため息を吐いた。
シ「ハハッ笑大変だなァ、東卍の副総長様は。マイキーの世話もしてんダロ?」
堅「あぁ、まあもう慣れたしな。…あいつについて行くと決めたときから、俺らは、あいつに俺らの全てを託したからな。」
シ「あァ、お前らも俺らと、一緒ダもんなァ。佐野という人間はどいつも厄介ダナ。」
堅「そーだな。…ん?てか、正道さんと喋りに来たんじゃなかったっけ。」
シ「ンー、まァそうだナ。」
堅「正道さんの姿見えないけど、」
シ「正道さんはチョイと出かけタ。」
堅「あ?そうなの?シロくんは店番?」
シ「ンー、半分セーカイ半分フセーカイ。」
堅「?もう半分は?」
シ「アー、ケン坊の顔見に?」
堅「あ?俺の、?」
シ「ソ、チョイと気になることがあったんだが、まァ、もう良くなったカラ。」
堅「…そうか。」
実はこの男、表面上では冷静さを装っているが心の中では荒ぶっているのである。そりゃね!惚れてる相手に自分に会いに来たって言われたら健全な男子中学生は嬉しいよね!
さっさと腹くくればいいの(殴
シ「アー、そういや、ケン坊今週泊まりにくんノ?」
堅「ぁあ、泊まってもいいか?」
シ「イーヨ。ンじゃあ金曜まってるワ。」
堅「おー、」
シ「ッし、俺は帰るカナ。」
堅「あ?店番頼まれたんじゃなかつたっけ?」シ「ケン坊が出てくるまでネ。」
堅「…出てくること、わかってたのかよ、」
シ「まーな。ヨシ、じゃあなケン坊。」
堅「あぁ、またな。シロくん。」
シ「おー」
シロは手をひらひらさせファッションヘルスを出ていった。その姿をドラケンは、人混みに紛れて見えなくなるまでずっと見ていた。
見つけやすく、見失いやすい思い人。彼とドラケンは、ドラケンの片思い歴10年と並行して、出会って10年だ。
彼は、自分に気を許している、と自信を持って言えるかと言われたら微妙だ。黒龍の仲間のような青春を分かち合った仲でも、正道のようにシロそのものの顔を知っているわけでもない。仲間達には、あの人は自分のことを弟のようなものだと言っているが、それも、半分自分に言い聞かせているように唱えている。
ドラケンがシロに告白できないのは、彼が、簡単に消えそうで怖いからっていうのも一つだ。それなら余計に捕まえておいた方がいいと言われるだろう。でも、できない、彼が自由にする姿を美しいと思っているから。自由にいて欲しいから。だが、自分のそばにいて欲しい。琥珀色の瞳を自分いっぱいにしたい。そんな矛盾ばかりでグルグルと渦巻く黒くて、ドロドロとした感情。
あの人はさりげなく境界線を創る。名前を知らない。過去を知らない。「またね」ではなく「じゃあね」と別れを告げる、一度もあの人の「また」という言葉は聞いたことない。…何かに怯えて揺れる琥珀色の瞳。全部、全部、自分で気づいたもの。…なあ、
「俺は、あんたの心に、なれないか?」