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人外の俺たちは

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人外の俺たちは

2 - 初めての友達

♥

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2023年10月20日

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※ これはご本人様には関係ありません

※ご本人様の目の当たるとこに上げたりしないでください


※無断転載禁止!!!


nmmnです!


宜しいでしょうか???





ぺ視点


ピロピロリン!ピロピロリン!


「ん、…」

目覚ましの音で目を覚ます

もう朝か……


もそもそと起きて着替える

朝ごはん……今日はいいか…

なんだか食べる気がしない

昼ごはんは買って食おう

確か購買があったはず……


カバンを待ちあげ家を出る

中は大丈夫だ

昨日確認した


「……行ってきます」

バタン

と扉を閉めて鍵をかける


歩いて数分

下駄箱について靴をはきかえようとしたら


「……あ」

あいつがいた


ら「あ」


俺と同じで種族を言わなかったヤツ


ら「おはよう」

と微笑みかけてくる


ぺ「……おはよ」

と、返してさっさと履き替える

早く教室に行こ……

と、スタスタと歩く


ら「あ、ねぇ、ちょっと…」

と、声をかけてくるが無視する


なんで俺に話しかけてくるんだ?

でも、友達ができるかもしれないチャンスか…


ぺ「……なに?」

思わず冷たく返してしまう

もともと、人見知るをするタイプの俺はあまり人と話したこともない


ら「えぇ……?」

と、困惑している


ら「お前さ、俺の事嫌いなの……?」


ぺ「………は?」

と、思わず顔をしかめる


ら「だって、さっきからなんか冷たいし……」


ぺ「あぁ〜……ごめん、ほぼ癖みたいなもん…俺、人見知りだからさ、人と話すことも少ないんだ」


ら「え、そうなんだ」


ぺ「……以外?」


ら「ん、まぁね…明るそうだったから」


ぺ「そう……?」


ら「あ、てかさ、敬語やめてくんない?俺ら同い年なんだし」


ぺ「あぁ……そう…だね」


ら「おし!席近いから仲良くしような!」


ぺ「よ、宜しく……?」


ら「んじゃ、改めて……俺は猿山らだ男

宜しくな!」


ぺ「俺は天乃絵人、宜しく」


ら「なー、あだ名とかなかったの……?」


ぺ「ちっちゃい頃に呼ばれてたのならあるけど……?」


ら「あだ名で呼ぼうぜ!」


ぺ「え、いきなり……?」


ら「いーじゃん、俺はらっだぁって呼ばれてた」


ぺ「俺は……ぺいんとって呼ばれてた」


ら「ぺいんと……ぺんちゃんね!」


ぺ「はっ!?」

ちゃん付け!?


ら「うん!ぴったし!」


ぺ「いや、なんでちゃん付けなんだよ!」


ら「えぇ??可愛いからいいじゃん」


ぺ「男だし!可愛くねーし!

良くねーよ!!」


ら「んふふ、すっかり治ったね」


ぺ「へ?」


ら「ほら、冷たいの」


ぺ「あ……ごめん、嫌……だった?」


ら「いーや、全然?冷たい方がちょっと嫌だったけど、まぁ、治ったからいいよ!」


ぺ「……そっか」


ら「ぺんちゃん、教室行こ?」


ぺ「……うん…………らっだぁ」


ら「!!呼んでくれたぁ〜嬉しい〜」


ぺ「……キモ」


ら「え、ひっど」


なんて、交わしながら歩く

友達、と言ってもいいのだろうか

冷たくしてしまったしまだ呼びあってもまもないのに


……まだ、呼ばないでおこう

いつか、友達と、呼べる日を願って


ガラガラ……


ら「おはようございま〜す」


ぺ「……おはようございます」


教室の扉を開けながら言う


ピタリ…

と、一瞬喋り声が止まる

しかしすぐにガヤガヤと騒がしくなった


ら「あー…そうか、ほとんどの人達種族知ってるもんな……」


ぺ「……」


ら「……俺は種族とか気にしないよ」


ぺ「!……そっか」


ら(気にはなるけど……知られたくない奴もいるしなぁ…俺みたいに)


ぺ「お前も種族知られたくないんだっけ?」


ら「あー…うん、まぁね」


ぺ「じゃあ、俺も気にしない」


ら「へ」


ぺ「?どした?」


ら「……んふふ、いーや?」


ぺ「???」


ガラガラ……


先生「はーい、席について…」


という声で騒がしかった声が静まり

各々が席に着いた


先生「今日は特にないから1日頑張ってください、以上〜」




〜1時間目〜


先生「ここはーーなって、ーーなります、ではーーになると、どうなると思いますか?」


ぺ(つまんないな…)

と、肘を着いて窓の外を見る


先生「○○くん、答えなさい」


〇〇「あ、えーと…分かりません……」


先生「んー……そんなに難しくないと思うけど……じゃぁ……」

と、先生がキョロキョロする


ぺ(あー……今日体育あったなぁ…やだなぁ)


先生「!……天乃君、答えなさい」


ぺ(げっ……)


ぺ「――……ですか?」


先生「正解です!合ってたのはいいですけど、ちゃんと授業も聞いてくださいね」


ぺ「はい……」

と言って座る


ら「怒られてやんの」

と、後ろから声をかけられる


ぺ「うっせ…」

とだけ言って無視する



そのまま2時間目も無事に終わり

問題の3時間目になった


先生「あ、更衣室使ってな〜?教室で着替えんなよー」


生徒「はーい」


ぺ「………はぁ…」

そう、体育だ…


別に体を動かすのが嫌いなわけじゃない

なんなら好きだ

ただ、着替えるのが嫌いなだけ

体操着をカバンから取りだし

保健室にでも逃げるか、と考えていると


ら「ぺんちゃん」


ぺ「っどわぁっ!?」(爆音)

後ろから声をかけられました


ら「うっさ……」


ぺ「びっくりさせんなよ………何?」


ら「んーや、更衣室行くの?」


ぺ「俺は……違うとこで着替える」


ら「そー?んじゃ、またね」


ぺ「ん」

そう言って教室を出ていく

……どうやらあいつは更衣室で着替えるらしい

その方が気が楽だ


足早に保健室に向かい扉を開ける


先生「あら……?どうしたの?」


ぺ「……すみません、着替えさせて貰ってもいいですか?」


先生「あぁ……構わないわよ」


そう了承を得る

あ、……もう1個


ぺ「すみません……、カーテンのあるとこで着替えたいんすけど……」


先生「どうぞどうぞ、気にしないから」

と、答えられる


ぺ「ありがとうございます…」


ここの保健員はいい人だな……

前の中学の時の保健員は酷かったから……


そんなことを考えながらベットのある方に向かう

シャッ!

と、カーテンを閉めて着替え始める


ブレザーを脱いでそのまま下の服も脱ぐ


ガラガラ……

と、扉の開く音がする


誰か来たのだろうか

しかし、シンと静まり返っている

保健員の人が居なくなったのか


なら、と

今のうちに着替えをすまそうと思っていると


ガラガラ

と、また扉の開く音がする


もう帰ってきたのだろうか?

と、思っていると


スタスタ……

と、こちらに近づく足音


え……

こっちに来る

と、思わず着替えていた手を止める


人影がカーテンに手をかけて

シャッ!と、開けた


ぺ「わぁ!?」

それは……


ら「えっ!?」

こいつだった


ぺ「………って、お前かよ!!」

ギャン!と思わず言ってしまう


ら「ぺ、ぺんちゃん!?こ、ここで着替えてたなんて知らなくて!!」


ぺ「いいから閉めろ!!」


ら「あの、ホントに____……」

と、言葉が止まる


ぺ「……?」

どうしたのだろうか

急に黙りこくって

あいつの視線の先は……俺の、身体


ぺ「…………っ!!」

バッ!

と、後ろをむく

まぁ、向いたところであんま意味無いかもだけど


ら「………ぺんちゃん、その傷…」


ぺ「…………、見やがったな」

そう、俺の身体にはあちこちに傷と打撲痕がある

まぁ、とある理由でできた傷だ


ら「それ、なんの傷……なの」


ぺ「……それは聞かないでくれる?」

と、答えて直ぐに体操服を後ろ手で取り

着替える


ら「あ、あぁ……ごめんね」


ぺ「おれ、出てくから早く着替えろ

時間なくなるぞ」


ら「あ、うん……」


そう言ってカーテンの外に出る

……見られた

どうしようか、聞くな、とは言ったが

しつこく聞かれるかもしれないな……


ら「終わった」


ぺ「ん、行くか」


保健室を出て

体育館に向かう

お互いに何も話すことない

気まずく感じてしまう


ら「……、ぺんちゃん」


ぺ「……なに」


ら「その……ホントにごめんね」


ぺ「………別に、いいよ」


ら「うん……」


……何も、聞いてこないんだな

でも、それはありがたいな


体育館に着いた

どうやら俺たちが最後だったらしい


先生「はい、準備運動するぞー」


先生「1、2、3、4」


生徒「5、6、7、8」


先生「2、2、3、4」


生徒「5、6、7、8」


先生「よし、軽く走れ〜」


走り終わり


先生「んじゃ、なにかしたいヤツあるか?」


〇〇「はい!ドッジボール!」


先生「お、いいなー、それにするか」


2チームに別れました


……なんやかんやドッジをする事になった

らっだぁとは別のチームだ


先生「怪我すんなよ〜?初めー!!」

ピーッ!と、笛の音

それを合図に試合が始まる


ぺ「わっ……、っぶね!」

勢いよく投げられてくる球

それをヒョイヒョイと避けていく


〇〇「ぎゃー!」

と、当たった奴がいたらしい

コロコロ……と、たまが転がってくる


ぺ「……」

仕方ない……


ひょい、と球を拾い

外野に軽くパスする


●●「サンキュー!っおら!」


△△「よっしゃー…おらっ!」


ぺ「うぉっ!」

と、なかなか激しく続く


結構人数が減ってきた頃


ら「おらっ!」


ぺ「っ、し!おらっ!」


ら「うぉおっ!?」


と、俺とらっだぁの投げ合いが始まってた


ら「おら!」


ん、避けれる

ヨユ〜


なんて、思ってたら


グラッ!

と、足を踏み外しバランスを崩した


ぺ「っ、?」

勢いよく投げられた球はそのまま

俺の顔面にぶつかった


バシンッ!!

ぺ「っぐ!!」

カシャンカシャン!と、メガネが飛ぶ


先生「ぅおおっ!?待て待て待て!」

と、先生が駆け寄ってくる


ぺ「って……」

と、身体を起こす


先生「おぉっ!?だ、大丈夫か!?天乃!?」

と、先生がメガネを持って走ってくる


先生「あ、はい、メガネ」

と渡される


それを受け取り顔に着けて視線をあげる

ぺ「あ、大丈夫です……」

鼻血タラー……


先生「それは大丈夫と言わない!!保健室!」


ぺ「あ、はい」


ら「っ、俺着いてきます!」


先生「あぁ、たのむ」


保健室に向かう


ら「ぺ、ぺんちゃん……」


ぺ「んー?」

軽く鼻を抑えながら歩く


ら「ご、ごめん……」


ぺ「謝んなよ……こんくらいへーき」


ら「でも……血…出てるし」


ぺ「気にすんなって」


ガラガラ……


ぺ「すみませーん……って、あれ」


シーン……


ら「いないね……」


ぺ「しょうがない……ティッシュ…」

と、ティッシュに手を伸ばし数枚取る

椅子に座り

鼻を少し抑えて血が止まるのを待つ


ら「……」


ぺ「……?座んないの?」


ら「へ、あ、うん」

と、言って座る


……なんなんこいつ?

気にしてんの……?


ぺ「ねぇ、」


ら「!」ビクッ


ぺ「そんなビックリしなくていいじゃん……」


ら「ご、ごめん」


ぺ「気にしなくていーよ、すぐに止まるし」


ら「え、でも……」


ぺ「ん、止まった」


ら「え」


ティッシュをのけて血が止まっているのを確認する


ら「ほんとだ……」


ぺ「俺、ちょっとしかケガくらい平気だから」


ら「え、すご」


ぺ「そうか?ま、でも

こんなん気味悪がられるけどな」


ら「……まぁ、俺もそうだしね」


ぺ「はぁ?うっざ」


ら「ひどい!」


ぺ「ふふっ……あー…面白」


キーンコーンカーンコーン…


ぺ・ら「「あ……」」


ぺ・ら「「ふっ、あははっ!」」


ガラガラ……


先生「天乃ー……平気か?」


ぺ「あ、はい」


先生「なら良かった、授業には出られそうだな、メガネも無事だな」


ぺ「はい」


そのまま着替えて

授業にも無事参加できた


午前の授業が終わって

昼休みになった


ぺ「……」

購買に行かないと…


ら「ぺーんちゃん」


ぺ「ん?」


ら「ご飯どうすんの?」


ぺ「購買」


ら「お、俺と一緒じゃーん、一緒行こうよ」


ぺ「ん、いいよ」


ら「やったぁー」


財布を取り出し購買に行く


ら「何があるんだろうね〜?」


ぺ「さぁ?俺も知らないんだよね」


そんなことを交わしつつ購買に行く


おばちゃん「いらっしゃい」


ぺ「おぉ……」


購買には、パンとかおにぎりとかが置いてあった


適当にパンを選んでお茶をついでに買う


らっだぁはおにぎりにしたらしい


ぺ「どこで食う……?」


ら「屋上行かね?」


ぺ「あー…屋上行けるんだっけ」


ら「そ、行ける」


ぺ「じゃ、行くかぁ……」


ら「おっしゃ!」


屋上について適当なところに座る


ぺ「いただきます」


ら「いただきます」


ガサリ

と、袋を開けてパンを取り出す

そのまま齧り付く

ぺ「……ん、うま」


ら「お、ほんと?んじゃ、俺もー」

と、おにぎりを食べる


ら「ん、うま!」


食べ終わり……


ぺ「んじゃ、行くか」


教室に移動……


先生「はい、午後の授業始めるぞー」


そうして始まった午後の授業

寝ているやつもいたけど

俺はずっと外を見てた


つまらない

早く帰ってメガネ外したいなぁ…

大丈夫かの確認ちゃんとできてないし


と、午後の授業を無事終えて

帰りの時間になった


先生「はーい、じゃあ、もう終わりだから帰りなさーい」


そう声がかかって

みんなちらばって行く


俺も帰ろう……


ら「ぺんちゃん」


ぺ「ん?」


ら「一緒に帰らない?」


ぺ「え、」


ら「帰り道一緒だったらでいいから」


ぺ「いいけど……」


ら「じゃ、帰ろ〜?」


ぺ「ん」


下駄箱につく


ら「ぺんちゃん……」


ぺ「ん?」


ら「今思ったけど……メガネ無事なのすごいね」


ぺ「……そう?」


ら「頑丈だね」


ぺ「あー……そういえば結構持ってるなぁ……このメガネ」


ら「えぇ……?ちょっと見せて!」


ぺ「え、やだよ」


ら「ちょっとだけ!」


ぺ「やーだ」


と、会話しながら歩いていく


ぺ「てか、道一緒だ」


ら「たしかに!」


ぺ「忘れてたのかよ」


ら「んふふ!」


ぺ「あ……、俺こっち」


ら「あ、俺こっちだわ」


ぺ「ここで別れんのかよ」


ら「そだね、あ!

ねぇ、明日から一緒に学校行かない?」


ぺ「え、なんで?」


ら「いーじゃん、友達なんだしぃ」


ぺ「いいよ」


ら「やったぁ!……って、へ、?」


ぺ「ん?」


ら「い、今なんて……!?」


ぺ「え、いいよって」


ら「で、デレた!?」


ぺ「はぁ?殴るぞ」


ら「ゴメンナサイ」


ぺ「何時だよ」


ら「んー……8時30分から学校始まるから7時30分くらいかな?ここからそんなにかからんやろ」


ぺ「わかった、また明日な」


ら「ん!また明日ね!ぺんちゃん!」


別れて自分の家へと向かう

鍵を差し込み回す


ガチャン


ぺ「ただいまー…」

と言って靴を脱いであがる

手を洗い

使った体操着を洗う

カバンを投げて

服を着替える


メガネを外して確認をする

……ん、大丈夫そうだ


ぺ「あー……疲れた」

ソファに腰かける


ぺ「鼻血が出た時ちょっとビビったなぁ」

下手すれば俺が回復出来んのバレてたや…


ぺ「あ、そだ…ほわぺ、ありがと」

そう1人つぶやく


???『んーん、ご主人のためだし!』

と返事が返ってくる


こいつはほわペ

天使の方の人格

表の姿になった時に俺とそっくりで真っ白に見えたらしいからホワイトぺいんと、略してほわぺである


???『ったく……ご主人は、もっと気をつけろよな……』


ぺ「!だーぺ!」


こいつはだーく

堕天使の人格だ

ほわペとは違って真っ黒の色だったらしいからダークぺいんと

略してだーぺ


そう、こいつらは俺の種族である

天使と、堕天使だ


ほわぺ『そうそう、もっと自分のこと気にしてよね?』

だーぺ『じゃないと俺が表に出るぞ』


ぺ「わわわっ!ちょ、分かってるから!それはやめて!」


だーペは表に出ると暴走しちゃうから……


ぺ「今日はもう寝るから……それで許して?」


ほわぺ『仕方ないなぁ…ね、だーく』

だーぺ『るせぇ、いくぞ、ほわいと』


しばらくすると静かになる


ぺ「……ふぅ…」

明日のために早く寝るか…


適当に食事をとり風呂に入り終え

ベットに沈む


明日の準備……

あー…でも眠い……

明日でいいや……


そのまま眠りにつく




続く……





はい!

ラペ推しですぅ


頑張った

文字数やばくてすみません

でも頑張った

2話目で結構進めてしまった……

後悔はない!


それでは、またのおはなしで!

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