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叶『』
葛葉「」
葛葉side
『葛葉、約束だよ』
「………ああ」
『じゃ又来世………ゴホッ』
………血が服まで染みてくる
人間は貧弱だ
だから関わりたくなかった
失う事が怖いから
もう誰も失いたくなかった
此奴は不思議だった
殺しても死なない人間みたいだった
そして魅力があった
不思議と関わってしまった
此奴は神に愛されていた
「何で………何で教会から出たんだよ………」
「出るなってい゛っただろ゛」
「何で又゛!!!う゛しなうん゛だよ!」
もう何を言っても意味が無い気がした
「スーー………」
「………約束、果たすからな」
神に愛された人間は何度も生き返る事が出来る
その代わり記憶が1部消えてしまう
でも、名前が変わらない
「叶」
これを覚えられれば
呪いにかかった俺は
又彼奴と出会えるだろう
「この花を持つ事」
神愛された人間は死んだ後に大きな1輪の青い薔薇を咲かせる
その薔薇を積むと10年以内に“必ず”又会えると言う
その薔薇の花弁を1枚1枚丁寧に瓶に詰めてゆく
「又10年後」
死体にそう言う
すると死体は消えてしまった
「旅しなくちゃ………」
叶と又会えるまで
557お疲れ
月曜日の21時投稿