コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
美しい成宮牧場のど真ん中に、そびえ立つ丸太で出来た二階建ての母屋は、西日本でも最も作りが美しいと、何度もカントリー雑誌にも取り上げられるほどだった
もともとこの屋敷は北斗の舶来もの好きな、先祖が大正時代に当時は珍しい丸太を使って建てたもので
朽ちていくたびに改装に改装を重ねて、美しい建物に変化していった
そして大工の多いこの村で、自分の仕事を愛する職人が細部に至るまでにその素晴らしい技能を発揮した
丸太は隙間なくピッタリ埋められ、羽目板や手すりには手の込んだ彫刻が施され美しいステンドガラスが外観を飾っていた
そう外・観・だ・け・はとても美しかった
今はその母屋の二階最上階の執務室の小窓から、中庭の厩舎を見下ろしている北斗には直哉とアリスがハッキリ見えていた
北斗の窓枠を掴む手に力が入った。屋敷の最上階全体が北斗の執務室になっていて、ここで主な牧場の事務仕事を北斗はこなしていた
自分の新妻に弟が話しているのを見て、嫉妬するのはおかしいと自分に言い聞かせる
今すぐにでもアリスの元に行って、自分が牧場を案内すると言ってもよかった。彼女を自分の馬の前に乗せて野山を駆けまわってもよかった
自分の統治するこの牧場を隅から隅まで見せて、その歴史を語り、牧場を一望できる丘まで遠乗りし、これからは二人でここを豊かな土地に変えていくのを手伝ってほしいと彼女に言いたかった
彼女はどう反応するだろうか、北斗の「成宮牧場」の10年発展計画を話して聞かせれば・・・・
希望にあの可愛らしい瞳を輝かせてくれるだろうか、それとも大変な所に嫁に来たと、顔をゆがめ引いてしまうだろうか
結局は北斗は不安に負けて、彼女から逃げるような形になってしまっている
昨夜は最高だった、アリスは予想もしないほど北斗を満足させてくれた
処女だったアリスはそれだけでも貴重なのに。もっと彼女の体をいたわってやらなければいけないのに
彼女は艶っぽく・・・初々しい色気で、北斗を惑わせた
寝込みを襲ったにもかかわらず、本来なら蹴飛ばされても文句は言えないのに、彼女は積極的に身体を開いてくれた
思い出しただけで北斗はその場でフラついた
まいった
北斗は彼女の妖精のような、綺麗な寝顔を思い出した。あの寝顔をみたらもう駄目だった
こういうのは初めてだ、思春期に感じるような、他に何も感じられなくなるほどの情欲
こんな感覚は失って久しいはずなのに、こういうのは直哉の専売特許なのに
長時間砂漠にいて戻って来たばかりの、男のような欲望をアリスに対して抱くのは、ホルモンのバランスが悪いせいだろうか
自分は女性にこんな激しい欲求を感じる男ではなかったはず
しかも出会って数日の女性に
髪を扇のように広げて、胎児の格好で眠る美しい妻を見ていると、ヨロヨロと彼女の上に覆いかぶさってしまった
そしていつの間にか彼女の着ていた、ネグリジェが消えた、パンティも消えた
自分が脱がせたのに記憶がない
彼女の可愛らしい乳房を手で覆うと、激しい鼓動が伝わって来た
北斗自身の心臓も大きく音を立てている、自分でも聞こえる、耳の中で荒っぽくドラムを叩かれているようだ
「アリス・・・ 」
彼女の胸もとで北斗は囁いた
「ええ・・北斗さん・・・」
アリスが答える
彼女は身をよじって固く尖った桜の花びらのような色の乳首を、北斗の口元に突き出した
ああ・・綺麗だ、春になったら桜の花とここと、どっちの色が濃いか見比べてみよう
北斗はそこにぐるりと舌を這わせ舌先で弄び、そして最後には強く吸った
アリスがあられもない声を上げ、その反応に北斗は驚き、いっそう興奮した
北斗の頭を掴むアリスの指に力が入り、もっと・・と胸を彼の口に押し出す
素晴らしい
今すぐ彼女を奪わなければ、頭がおかしくなりそうだ
つい数日前まで処女だった彼女の体を慈しんで、ゆっくり時間をかけたいのに・・・
彼女の体すべてを愛撫したいのに、手をいくら動かしても足りない
手が二つしかないのがもどかしい
だめだ!落ち着け!
北斗が舐めて吸ったので、今は桜の花びらのようだった彼女の乳首が薔薇のように色づいている
アリスが上体を起こし、脚を広げて顔を近づけると北斗の唇を奪った
彼女のかわいい小さな爪が北斗の両二の腕に食い込む
彼女が花びらが開くかのように北斗を誘ってくる、良い匂いがし、とても気持ちがいいのよと体が言っている
アリスの手が伸びてきて北斗のモノを優しくさすり出した
「あなたの脈もここで感じられる・・・」
彼女がそっと耳打ちした、北斗の全身の細胞が爆発寸前だった
あと1秒でもさすられたら彼女の腹の上にぶちまけてしまう
それだけは避けたい、北斗は動物の声のように唸りながら、大きくアリスの脚を開き、骨盤を内太ももに押し付け体を沈めた
深く彼女の体の奥まで入る
それは北斗が夢見ていたものすべてだった
海のように包むアリスの中・・・
完全に溺れた
彼女に優しくキスをして大丈夫か?痛くないか?と尋ねたいのに
言葉は完全に思考から失った、きれいさっぱり感覚だけになった