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ゆゆゆゆ
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ゆゆゆゆ
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前線基地デルタまでは遠かった。
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遠すぎた。
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地図の上なら数百キロ。
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だが終末世界では違う。
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橋は落ちている。
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道路は崩壊している。
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ルナティックの縄張りもある。
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実際の距離は何倍にも感じられた。
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「あとどれくらい?」
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後部座席からシャーロットが聞く。
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三時間前にも聞いた。
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二時間前にも聞いた。
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一時間前にも聞いた。
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「遠い」
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ピザガイが答える。
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「雑!」
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「正確だ」
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正確ではあった。
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エリオットが笑う。
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「焦っても仕方ないよ」
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「だって!」
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シャーロットが窓の外を見る。
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「本当にパパなんだもん」
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その声は小さかった。
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期待している。
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だから怖い。
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もし違ったら。
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もし間に合わなかったら。
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もし。
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そんな考えが頭から離れない。
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エリオットはバックミラー越しに少女を見る。
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「会えるよ」
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「根拠は?」
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「会いたいから」
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「根拠じゃない」
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「じゃあ願望」
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「もっとダメ」
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少しだけ笑いが起きる。
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緊張が和らぐ。
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その時だった。
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ピザガイが突然ブレーキを踏む。
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ギャッ。
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車が停止する。
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「うわっ!?」
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シャーロットが前につんのめる。
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「何!?」
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ピザガイは答えない。
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ただ前を見ている。
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エリオットも顔を上げる。
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そして。
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表情が消えた。
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道路の先。
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何かが立っていた。
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人間。
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いや。
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人間だったもの。
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軍服を着たゾンビ。
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一体じゃない。
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十体。
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二十体。
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三十体。
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道路いっぱいに並んでいる。
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「軍人……」
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シャーロットが呟く。
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ピザガイの顔が険しくなる。
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その軍服。
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見覚えがあった。
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第七防衛軍。
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Guestが所属している部隊と同じだった。
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「まずいな」
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エリオットが呟く。
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「前線が押されてる」
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ピザガイは無言でドアを開ける。
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ショットガンを持つ。
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「シャーロット」
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「うん」
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「車から出るな」
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「分かってる」
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少女は真剣な顔で頷く。
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そして。
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二人は道路へ出た。
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風が吹く。
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軍服のゾンビたちがゆっくり顔を上げる。
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濁った目。
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腐敗した肉。
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かつて誰かを守っていた兵士たち。
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今は怪物になっている。
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「……」
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ピザガイは黙る。
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軍時代の仲間だったかもしれない。
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知っている顔だったかもしれない。
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だが。
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もう分からない。
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分かる必要もない。
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エリオットがライフルを構える。
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「行ける?」
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「行く」
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短い返事。
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そして。
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最初の一発が響いた。
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戦いは数分で終わった。
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だが。
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終わった後。
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一体だけ。
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まだ完全には動かなくなっていない兵士がいた。
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胸を撃たれ。
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壁にもたれかかっている。
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ゾンビではない。
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生きている。
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かろうじて。
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「おい!」
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エリオットが駆け寄る。
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兵士は薄く目を開いた。
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血まみれだった。
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もう長くない。
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その男は。
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ピザガイを見る。
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そして。
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かすかに笑った。
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「……久しぶりだな」
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ピザガイの目が見開かれる。
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「お前」
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男は咳き込む。
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血が溢れる。
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「まだ生きてたか」
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「お前こそ」
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「運が悪くてな」
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男は笑う。
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それから。
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震える手で胸ポケットを探る。
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小さな金属タグ。
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軍の認識票だった。
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「Guestに渡せ」
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ピザガイが受け取る。
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男は続ける。
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「言っとけ」
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息が苦しい。
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それでも。
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無理やり言葉を吐き出す。
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「もう基地は限界だ」
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エリオットとピザガイが顔を見合わせる。
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嫌な予感。
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男はかすかに笑った。
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「急げ」
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そして。
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最後に。
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「娘が待ってるってな」
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シャーロットを見ることなく。
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兵士は静かに息を引き取った。
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風だけが吹いている。
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誰も喋らない。
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ピザガイは認識票を握り締める。
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その表情は読めなかった。
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ただ一つ。
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確かなことがある。
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前線基地デルタは危険だ。
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そして。
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Guest1337はまだそこで戦っている。
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間に合う保証はない。
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だからこそ。
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三人は再び車へ乗り込む。
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前線へ。
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シャーロットの父親がいる場所へ。
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その先に待つものをまだ知らないまま。