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本作品はsxxn様の二次創作になります
ご本人様のとは一切関係ありません
病み・鬱・グロ・災害要素を含みます
苦手な方・地雷の方はお控えください
地震・震災表現を含むため、気分が悪くなった際は本作品を読まないことをおすすめいたします。
実際の事象や出来事とは一切関係ありません
赫side:
母さんから外出の許可が降り、俺は今の実家を出て本当の故郷で俺の幼少期の記憶がない理由を探しに行くことにした
赫「ここ、か…」
カバンの中にはさっき母さんに貰ったアルバム
母さん曰く、母さんが言うより自分で理由を探したほうがいいとのこと
赫「意外と綺麗だな、」
地震が起こった街とは思えない程綺麗に家や商店街が並んでいた
そのせいなのか俺は母さんに言われてもなお、ここが俺の生まれ育った故郷だとは信じられなかった
赫「おっちゃん、ラムネ1本」
駄菓子屋のおっちゃん
「はいよ」
暑さに弱い俺は近くの駄菓子屋に入り、ラムネを頼みベンチに腰掛ける
公園の方に目をやると小学生が肌を真っ黒にして遊んでいた
赫「…うま、」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
⬛︎「赫っちゃん、はい!これラムネ!」
赫「⬛︎ありがとうな」
⬛︎「赫くん⬛︎ラムネ開けれないー!開けてー!」
⬛︎「⬛︎ちゃん落ち着いて?俺が開けるから」
⬛︎「⬛︎くん!俺のも開けて!」
⬛︎「赫は自分で開けれるか?」
赫「アイツらと一緒にすんなぁ!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
赫「なんだ…これ」
ラムネを飲みながらぼーっと外の景色を見ていたら、急に知らない記憶が脳内に再生された
小学生くらいの俺がアルバムに写っていた奴らとラムネを飲んでいる記憶
でも顔には靄がかかっていて名前も分からなかった
赫「…」
駄菓子屋のおっちゃん
「兄ちゃん見ない顔だね、観光客かい?」
赫「え?…いや、里帰りっす」
駄菓子屋のおっちゃん
「そいつはいいなぁ」
赫「何がっすか?」
駄菓子屋のおっちゃん
「だってほら、地震でここら一帯は殆ど更地になったろ?帰る家が残ってるのはいいぞ」
赫「…おっちゃんも、帰る家、ないんすか?」
駄菓子屋のおっちゃん
「俺は家どころか、上さんも死んじまってなぁ…なんにも残ってねぇから、駄菓子屋を家にしたんだ」
赫「地震の前からも駄菓子屋はしてたのか?」
駄菓子屋のおっちゃん
「おう、俺は子供の笑う顔が好きでな」
赫「…おっちゃん、この写真見てくんね?」
俺はカバンからアルバムを取り出し、3ページ目を開く
そこには俺が今いる駄菓子屋と似た建物が写っていた
駄菓子屋のおっちゃん
「コイツら懐かしいなぁ、」
赫「、!…知ってるんすか?」
駄菓子屋のおっちゃん
「当たり前だぁ…バカ騒いでいっつも元気いっぱいだった」
赫「コイツらの名前、分かりますか?」
駄菓子屋のおっちゃん
「あぁ、知ってるぞ」
おっちゃんが指を指す
コーヒーを飲んでる奴が「黄」
煎餅に絵を描いてる奴が「緑」
小銭を数えている奴が「桃」
クマの人形を持っている奴が「紫」
スルメイカを食べてる奴が「瑞」
そして、まだ若かりし頃のおっちゃんに抱き上げられているのが俺、「赫」
駄菓子屋のおっちゃん
「苗字までは分からねぇなぁ…」
赫「いや、いいよ…おっちゃん、ありがとう」
俺はすっかり温くなったラムネを喉に流し込みベンチを立ち上がった
きっと、俺の記憶の鍵はコイツらだ