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無限城の静寂を切り裂き、突如として異次元の扉が開く。そこから現れたのは、銀色の巨体と頭部の鋭いカッターを持つ銀河の連邦、ウルトラマンエースだ。目の前では、上弦の弐・童磨が冷気を放ち、胡蝶しのぶをその毒牙にかけようとしていた。しのぶが自らの命を賭して毒を回そうと決意したその瞬間、エースの右腕が白光を放つ。
「垂直合体エフェクト!」
しのぶの眼前を、目にも止まらぬ速さで「八つ裂き光輪」が通過した。童磨が反応する間もなく、その美麗な顔面は縦真っ二つに叩き割られる。再生しようとする細胞を、エースの放つ超高温のエネルギーが焼き尽くしていく。
童磨は初めて、死への恐怖ではなく「物理的な解体」への困惑を浮かべた。しかし、エースに慈悲はない。彼は「切断の神」と恐れられた戦士だ。
次に放たれたのは「ウルトラギロチン」。多方向から迫る光の刃が、童磨の四肢を交互に、そしてリズミカルに分断していく。腕が飛び、脚が宙を舞い、氷の血しぶきが舞い上がる。それはもはや戦闘ではなく、冷徹なまでの「解体作業」だった。
しのぶは、呆然とその光景を見つめる。自分が命を捨てて守ろうとした理屈や執念が、圧倒的な銀色の力によって、ただの肉片へと変えられていく。
童磨の頸が宙に浮いた瞬間、エースの両腕が十字に交差した。
「スペースQ!」
全エネルギーを集中させた一撃が、バラバラになった童磨の肉体を分子レベルで粉砕する。無限城の床には、もはや細胞ひとつ残っていない。そこにあるのは、返り血を浴びることすらなかった銀色の巨人と、奇跡的に生き残った小さな柱だけだった。
エースはしのぶを一瞥し、親指を立てると、再び次元の壁を越えて去っていった。
しのぶは、毒を回す必要もなくなった自分の手を見つめる。仇は討たれた。しかし、あまりにも一方的で凄惨な「スプラッターな結末」に、彼女はしばらく刀を収めることすら忘れて立ち尽くすしかなかった。