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「んんっっ!もうそろそろイチャついてもらうのやめてもらっていいかな?オレまだいるんだけど?」


すると、ハルくんがこの状況にいたたまれなくなって、渋々声をかけてきた。


「あっ!ごめん!ハルくん!」


あっ・・・ハルくんの存在、今一瞬ホントに忘れてた・・・。

樹を目の前にしちゃうと嬉しくてすぐに周りが見えなくなってしまう。

ってか弟の前でなんという恥ずかしいことを・・・。


急に現実に引き戻され、なかなかの恥ずかしい時間に気付いてしまう。


「いや?それだけ透子ちゃんが周り見えなくなるほど好きな相手見つかったんだな~ってわかって、オレは嬉しいけど」

「ハルくん・・・」


ハルくんは離れていても私が早く大切な相手を見つけてほしいと願ってくれていた。


「でもこんな透子ちゃん、初めて見た。透子ちゃん好きな人の前だとこんな風になるんだね」


!!??

いや、そんな恥ずかしいことを冷静に言わないでくれ弟よ。


「そりゃあねぇ・・?」


身内に自分のイチャつく姿を見られるほど恥ずかしいモノはない。


「昔はあんなにオレ一筋で可愛がってくれたから、なんかちょっと寂しい気もするけど(笑)」

「えっと・・悠翔はるとくんだっけ?オレよりもまだ若く感じるけど・・・」

「あぁ。うん。ハルくんとは10コ年齢離れてて、今25」

「そうなんだ。じゃあやっぱりオレより年下?」

「うん。母親、私産んだのも年齢早くて、正真正銘、血の繋がった弟」

「だからオレ年下なんでハルでいいですよ」

「あっ、うん」


ハルくんは人懐っこく樹に伝える。


「10コ年齢離れてるから昔っから可愛くて。すぐなんかあったら甘やかしちゃってたね」

「ホント透子ちゃんもういいっていうほど甘やかしてくれたから、最初はオレも透子ちゃんと離れると大変だったよ」

「うん。私も離れたくなかったな~」


10コ離れてるとさすがに何しても可愛くて。

なんでもしてあげたくなって、いつも甘やかしちゃってた。


「へぇ~透子。弟にはそんな甘やかしてたんだ?オレには全然違うじゃん」


すると、なぜかまだ拗ねた感じで呟く樹。


「それは・・ずっと年の離れた弟で昔から可愛がってたままの感覚なだけで・・・」

「でもハルは25でオレは27だし年齢もあんまり違わないよね?なら同じようにしてくれてもさ~」

「だって樹はそんな甘やかされるとか好きじゃないだろうし・・」

「でもなんか素直にそんなデレデレする姿オレには普段見せてくれないし・・・」

「いや・・・それはさぁ・・・」


いや、ハルくんは単純に10コ離れてるから普通に可愛い。

ドキドキもしなけりゃ男を感じることも当然ない。

ただただどんなハルくんでも可愛いだけ。


でも、樹はハルくんとはそんなに年齢変わらないし、7コも下なのに。

どんな樹も色気を感じて当然男を感じてしまう。

どんな時もどんなことされてもドキドキしっぱなし。

樹だけずっとどんな時も側にいたくて、会いたくて、触れていたい。

そんなことになるのは樹だけなのに・・・。


「オレもそんな透子見たい」


だけど樹は気持ちわかってくれなくてそんなことをまだ言っている。


「・・・だって、樹にはドキドキして無理なんだもん・・・。実際年齢関係なくなるくらい樹は大人だし魅力的だし・・どうしても意識しちゃって恥ずかしいというかなんというか・・・」

「あっ・・そっか・・。いや・・うん・・それなら・・まぁ・・」


私の気持ちを知って、納得したのか急に同じように照れだす樹。


「あのさ~そういうの二人っきりの時やってくんない?弟的には姉のそういう姿ただ小っ恥ずかしいだけなんですけど」

「あっ・・・」


またハルくんいたの気にしてなかった。

ってそれくらいハルくんは別に気にする存在じゃないし、気になるのはやっぱ樹だし。


「樹さん大丈夫ですよ。逆に透子ちゃんのこんな姿オレには絶対見せたがらないんで、こんな乙女な姿あるの初めて知ったくらい。こんな透子ちゃんにさせるの樹さんだけだと思います」


なんか私こんな暴露されて、どちらにしても自分恥ずかしいことには変わりなくない?


「あっ、そうなんだ・・。うん。身内にまで嫉妬するとかオレ大人げないね」

「いや・・・。それだけ透子ちゃん・・姉のこと好きなんだなってわかりました」

「それは、誰にも負けない自信あるから」


樹は弟のハルくんにもちゃんと気持ちをハッキリ伝えてくれる。


「多分。透子ちゃんはオレのこと守らなきゃって気持ちが強いからだと思います」

「守る?」

「はい。父親がいない分、透子ちゃんは父親代わりにならなきゃって厳しくしたりその分甘やかしてくれたり」

「えっ・・・?」


樹は初めて聞くその話に驚いて反応をする。


「透子ちゃん?うちのことはもう話した?」

「あっ・・うちのことはまだ全然」

「そっか。ごめん。先に言っちゃって」

「うーうん。いつか話さなきゃなって思ってたから」

「父親がいないって・・・?」


樹が私とハルくんの話を聞いて心配そうに聞く。


「樹にはまだ全然うちの家のこと話してなかったよね」

「うん。オレん家の話はずっと透子に聞いてもらってたけど、透子ん家の話は聞く機会なかった」

「うちの話聞いてもらっていい?」

「もちろん」


ちゃんと結婚する相手には、うちの家のこともちゃんと伝えておかないとね。

樹の家ほどではないけど、やっぱりうちの家のことも樹には知っておいてほしい。

本気になってはいけない恋

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