コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
頭が痛い。全身に激痛が走る。
桜「クソッ…今日は見回りもあるし、学校行かねぇと…」
ガラガラガラ(教室のドアを開ける
楡井「桜さん!おはようございます!」
蘇枋「おはよう。桜くん。」
桜「…はよ、」
楡井「あれ、桜さん顔色悪いですけど大丈夫ですか?」
蘇枋「たしかに、顔色悪いよ。大丈夫?」
桜「っ…な、何でもねぇ…」
楡井「何でもないならいいんですけど…」
蘇枋「いつでも頼っていいからね。桜くん。」
桜「…(頷く)」
楡井「そういえば今日見回りでしたね!」
蘇枋「じゃあ、そろそろ行こうか。」
楡井「はい!
桜「ん、」
見回り
桜「……」
なんで助けてくれなかったの?
その言葉がずっと頭の中に残る。
あれは夢だと分かっているのに…
俺は…あいつ(過去の自分)がいじめられているのを突っ立って見ているだけだった。
ずっとずっと、見ていただけで、何も出来なかった。
どうすればよかったのだろうか…
さ__さん、さく__ん
楡井「桜さん、!」
桜「っ、な、何だ、」
楡井「さっきからずっと呼んでたんですけど、」
蘇枋「やっぱり、どこか調子悪い?」
桜「い、いや、何でもねぇ、考え事してただけだ…」
楡井「そうですか…」
見回りが終わり帰宅後
桜「……」
(桜が横になるとすぐ、あたりが暗い場所になる)
桜「…またか、?」
(桜(過去)が親に虐待されている)
桜「はっ…」
桜(過去)「やめて…父さん、殴らないでよ…、母さんも、何で無視するの、?」
父さん「お前なんて、生まれてこなければよかったんだ!!」
桜(過去)「分かってるから、もう、知ってるから、やめてよ、」
母さん「……」
桜(過去)「母さん、助けてよ、ねぇ、痛いよ、」
桜「おい…、やめろ、これは…、これだけは…思い出させないでくれ…、」
(桜(過去)が桜の服を手で軽く引っ張る)
桜(過去)「今日も楽しかったんでしょ?仲間たちがいてさ。」
桜「待て…、やめろ、」
桜(過去)「いいなぁ、ずるいなぁ、」
(桜の服を引っ張っている手の力が徐々に強くなってくる)
桜(過去)「俺なんて仲間も居場所もなかったのに。ねぇ、」
桜「っ…やめろ、それ以上は…、」
桜(過去)「何で?事実でしょ?」
桜「……っ、」
桜(過去)「風鈴はいいなぁ、自分を認めてくれる人たちがたくさん居てさ。」
桜(過去)「でも、おかしいよね。拳で何が出来るの?仲間?正義?街を守る?」
桜(過去)「ふざけんなよ…」
ふざけんなふざけんなふざけんな!!!
桜(過去)「バカじゃないの?街を守るヒーロー気取り?かっこいいと思ってる自分に自惚れてるの?」
桜「…っ、おい…、」
桜(過去)「自分なんて、誰もいらないんだよ。誰も必要となんてしてないんだよ。いい加減気づけよ、」
桜「やめろ、違う、」
桜(過去)「何が?何が違うの?信じたくないだけでしょ?俺(過去の自分)と向き合わなかったのは、思い出したくなかったんでしょ?傷つきたくなかっただけなんでしょ?」
自分(お前)に幸せなんて