ガタンゴトン…
人々が出勤、通学する7時頃。
男は電車に乗り、手すりに掴まって
暇つぶしがてら人間観察をしていた。
「ね ぇ、咲 絵。手 ぇ 繋 い で い い?」
咲絵「 え ッ 、え ッ、宮乃さん。い ッ 、良いよ。」
咲絵と呼ばれた女の子は、丸眼鏡をかけ、白色の優しい色をした髪を1つ結びにしていた。いかにも真面目そうな女。恐らく友達に言われたのだろうが、こっちは好意があるのだろう。顔を林檎の様に真っ赤にしている。..純粋だな。乙女って感じだ。
宮乃「 あ ッ は は 、動 揺 し ち ゃ ッ て可 愛 い ね 。ほ ん と 、咲 絵 と 一 緒の 高 校 行 け て 良 か ッ た。」
おや..先程の考察は間違っていたみたいだ。
2人ともお互いに好意がある。
最近話題になっている同性愛とやらか。
世間は賛否両論だが、
別に俺は気持ち悪いとか思わないな。
反対しようにも賛成しようにも
誰と恋しようが彼女達の勝手。
「こ の 人 、痴 漢 で す!!」
「え ッ .. は?」
先程まで懐かしい青春時代を思い出す光景を
見ていたとゆうのに、突然女性が声を上げた。
2人と同い年ぐらいだろうか。だが、
隣に居た痴漢をした人も高校生ぐらいの男の子
教師として止めようと思い立ち上がるが、
どうやら俺の出番は必要ないようだ。
「ね ぇ 。 お 姉 さ ん 。ん な 事 言 ッ て 金稼 ぎ て ぇ だ け じ ゃ ね ー の ? 唯 月 はな、極度 の 女 性 恐 怖 症 な ん だ よ。こ れ で2度と 外 に 出 れ な く な ッ て 将 来 潰し た らど ぉ す ん の?」
女性は何か言いたげな顔をしていたが、彼の恐ろしく冷たい声と威圧感に負け、右側の扉が開くと同時に、出て行った。
唯月「か ッ 、和 !あ り が と.. 俺、も う 駄目 かと…」
唯月と云う少年はよほど怖かったのか、
涙目でお礼を伝えていた。
和「 良い ッ て 事 よ。 相棒。」
彼の男らしさに、電車に居た人々は皆、
微笑ましそうに拍手していた。
‴ 新宿駅_新宿駅 ‴
新宿に着いた事を知らせるアナウンスが鳴ると、俺は教師として最新の情報を知っておこうと、ニュースを開いていた携帯をポケットにしまい、電車を降りた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!