〘 赫 視 点 〙
⚠ 一 等 星 樣 兄 弟 設 定 で す 。
瑞 ⌒ ぅ゙ ぁ ぁ ~ ッ
壁越しに、心を引き裂くような 泣 き声が響いた。
目が覚める。
『 あ ぁ … 今 日 も か … 』
そう思うと胸がきゅ−っと締め付けられる。
大きめのため息をこぼし、 仕方なく体を起こす。
隣の部屋で泣いていたのはRelu。
自閉症を持っている濮の弟だ。
瑞 ⌒ ひ っ ぅ ぁ ~ ッ … ぅ゙ ぁ ッ
泣きわめく弟を前に、
『 な ん で 濮 が … 』
なんて考えてしまう自分に嫌気がさす。
自分でもわからないけど、胸がちくりと痛む。
それでも、弟を放っておくことはできない。
赫 ⌒ … れ る ち 、 大 丈 夫 、 大 丈 夫 だ よ ~
抱っこをして、優しく声をかける。
会話にならない会話をしていると、寝息が聞こえてきた。
安心してすや〃と眠る弟をベッドに寝かせ、自室に戻る。
時計は3時をさしていて、まだ寝られる時間帯。
横になっても寝られず、
『 毎 日 … な ん で 泣 く ん だ ろ … 』
なんて考え乍、天井とにらめっこをする。
時間が経っても寝れず、しびれを切らし
朝の用意でもやるか、と無理やり体を動かす。
急に立ったからか、足元がふらついて、床に小さな音をたてて転んだ。
赫 ⌒ ぅ ゎ ッ ぃ゙ ~ ッ
耳鳴りが響く。
目眩が辛く、うずくまる。
赫 ⌒ 大 丈 夫 〃 …
濮は大丈夫だと、自分に言い聞かせて無理やり動く。
なんとかリビングに着いたものの、ソファーに座って、立てない。
足が震える。
赫 ⌒ ん ぁ … 涙 が …
悲しいのか、生理的な涙かわからないけど、
ぬるい雫が、頬を伝っていく。
止めようとしても止まらなかった。
朝の空気は、息をのむほどに静まり返ってる。
窓の外では、遠くの鳥の声さえ途切れがちで、濮の心の様に思えた。
その静けさの中、少しだけ軽くなった気がした。
目を閉じたら、すぐに夢の中へと落ちて行った。
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こちら の 作品 滅茶苦茶 好き なので 、200 いいね から 500 いいね に しとき ました 笑 無理 しない 程度 で 頑張って ください ね 。 初コメ 、長文 、失礼 しました 。