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昔からずっと、一緒にいたよね。
施設暮らしで、ずっと。
私が浮いていた時、あなただけが私に寄り添ってくれた。
私の中で、神様だった。
でもー、
あの時あいつがいなかったら良かったのに。
「えっと、あなたが好きです。」
朝霧 悠真。
目立った人間とでもなかったが、みんなに優しく接する優等生。
その時、百合が好きだった相手。
「なん、で私に?百合とかの方が……」
「貴方がいいんです。」
この言葉で百合は片思いだと私の中でわかった。
でも言わなかった。
あの時、百合は朝霧に告りに行った。
私の中で答えは出ていた。
答えはNoだ。
彼女の恋が実ることはなかった。
絶対に私が実る。
好きじゃない相手も私に目を向ける。
やだ、嫌だ…
心がずっと叫んでた。
あの日、友達が終わった。
「ごめん、でももう耐えられない…」
「私こそ……ごめん」
「嘘つき。」
「え?」
「どうせ、私の恋が実らなければいいなとか思ってるんでしょ!」
「そんな訳…」
「なら、私が好きになった相手があなたを好きになるのはどうして?」
「……知ら、ない」
「嘘つき!知ってるんだからね!あんたが私の好きな男子ばっかりを誘ってどこかへ行ってること」
「…」
「言い返せないんでしょ?あんたは私のためだと思ってるのかもしれないけど、私は違う!」
「……」
「私からすれば、ただのッー、ただのッ邪魔者なんだから!」
そう言いながら背中をくるりと向けてどこかへ走っていく。
その姿を見ていることしか出来なかった。
「……ごめんね、百合」
私に名前なんかない。
名前などなかった。
それに無愛想で人気がなかった私にとって、彼女は神様だった。
「ごめん、ごめんね……」
もう生きる資格がないと思っていた。
ドッカーン!!
どデカい音が背後で鳴る。
「あ、はは…ちゃんと、死ねる時が来たんだ…」
急いで家に向かう。
でも、近くにいた住民に取り押さえられた。
「危ないっ!」
色んな人がそう叫んだ。
死にたいの。
死なせてよ。
ねぇー、
新聞で死者2名が発見されたと見た。
死者は百合と息子。
死んじゃったんだ。
今、後悔している。
ずっと、後悔している。
殺して欲しかった。
生きたくなかった。
やだ、全てを終わらせて。
ねぇー。
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