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「ごめんみんな!ちょっと急用が出来たから今日は帰るわ」つかさがその場から足早に立ち去ろうとするが

「ちょっと待ちなさいよ!そうやって逃げようって言ってもダメだからね?」と友人がつかさの腕を掴み、帰るのを阻止しようとする。

「違うって!そんなんじゃないから!」

つかさは必死に誤解を解こうとする。

「だったら何?」

友人の問いかけにつかさは「誰にも言わないでよ?絶対だからね?」と念を押す。

「言わないから!何?」


「さっきさ、変な車通ったじゃん?」

「変な車?」友人は首を傾げる。

「ほら!さっき女の子が叫びながら走ってた車!」

「ああ!あれね!あの車がどうかしたの?」

「実はあの子、私が働いてる高校の生徒なのよ」

「で?だから?」

「その車が・・どうやらウチの男性教師の車っぽいのよ」

「え?まじで?やばいじゃん!」

「確かに、こんな土曜日に男性教師と女子生徒がドライブしてるなんて、危ない匂いしかしないよね」

「でしょ?淫行とかって話だったらホントまずいからさ!だからその先生の家に行って確かめたいの! だから今日は帰らせて!合コンならまた今度行くから!」

つかさは両手を合わせて懇願する。

「そういう事なら行ってあげてよ」

「その生徒ちゃんが危ないからね」

「ありがとう!また誘って」

つかさは手を振りながらそう言って、タクシーに乗り込みその場から去る。



つかさがタクシーで自分たちのところに向かっている事など、知る由もない駿と梓は、部屋でデリバリー配達員の到着を待っていた。

「ねぇ?先生?あと何分って書いてある?」

梓の問いかけに駿はスマホを見ながら「えー・・っと、あと15分だってさ」と応える。

「えー!?そんなかかるのー?お腹すいたー」

「15分だぞ?そのくらい待てよ」

「嫌だー!待〜て〜な〜い〜!お腹すいたー!」

梓は床に寝転がり、まるでおもちゃを買ってもらえずにぐずっている子供のように、四肢をバタつかせる。

「ちょっと待ってろ・・」駿は梓に観念したのか、キッチンへ向い冷蔵庫を開けて、何か食べる物がないかを確認する。

「何かあった?」と問いかける梓に対し、駿は申し訳なさそうに「ごめん・・お茶しかない・・」と頭を下げる。

「えー!?お茶だけとは何だー!それが一人暮らし歴6年の冷蔵庫かー!そうだ!そうだ!情けないぞー!」

梓は、何処ぞのデモ活動家のように、何度も拳を高らかと突き上げて駿に訴えかける。

「それは言わないでくれ・・心が抉られるから」駿は胸を押さえながら、苦い表情をする。

「もう!しょうがないなぁ・・」

梓は食べ物が何もない事で観念し、ソファに腰を下ろした直接、ピンポーンと突如として部屋の中にインターフォンの音が鳴り響く。

「あ!!来たかもよ!?」

梓はウキウキした表情でソファから立ち上がり玄関先を直視する。

「いやいや、あと15分ってなってたぞ?さすがに早すぎないか?」

「道が空いてて、早めに着いたのかもしんないじゃん!私出るね?」

「いや、にしても早すぎるって!バカ!無闇にドアを開けるな!」

「大丈夫!大丈夫!配達員は私が生徒なんて知らないんだし!」

梓は駿の静止を振り切り、ドアを開ける。

だがしかし、ドアを開けた梓はそのまま硬直する。

「うっそ・・・」梓は空いた口が塞がらないと言った様子でその場に呆然と立ち尽くす。

「ん?金森どうしたんだよ」駿は立ち尽くす梓に近づき客人を確認する。

そこにいたのは自分と同じく霞学園高校で教壇に立っている雛形つかさだった。

「え?雛形先生?なんで?」

問いかける駿につかさは

「なんで?それはこっちのセリフです!教え子をウチに連れ込むなんて・・何を考えてるんですか!皆川先生!!」と怒りを露わにする。

つかさの問いかけに返す言葉が見つからず「いや・・それは・・」とうつむきながらつぶやく。つかさはそんな駿を無視して「金森さん?もう大丈夫よ?帰りましょう」と梓を連れて帰ろうとする。

しかし梓はそんなつかさを振り解き「待って!雛形先生!私は皆川先生に連れ込まれた訳じゃないの!」と必死につかさへ弁解する。

「どういう意味?」つかさは首を傾げ「きちんと説明してください!」と駿に詰め寄る。

「はい・・わかりました・・とりあえず入ってください」

駿はつかさを招き入れる。



招き入れたつかさに対して駿は「どうして金森が俺の家に居るってわかったんですか?」と疑問を投げかける。

「さっき車の窓を開けて叫んでる女の子を見ました。」

つかさの言葉を聞き梓が「え!?」と目を見開く。

「その女の子は明らかに金森さんでした。それに乗ってる車のナンバーが皆川の車のものだったので、もしかしたらと思って来たんです。」

つかさの言葉を聞き、梓は「私のせいだ・・ごめん先生・・・」と駿に頭を下げる。

「なぜ金森さんが謝るの?」とつかさは梓に問いかける。

「いや・・それは・・」と梓は口ごもる。

「それより皆川先生!何でアナタは金森を自宅に?まずい事だって分かりますよね?」

つかさの問いかけに駿は黙って頷く。

「だったら何で?」

「全てを話します・・いいか?金森?」

駿は梓に問いかけ、梓は頷く。

Forbidden Love(ノベル版)

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