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エリオスは戦いの疲れを見せることなく、微笑みながらマドレシスに語りかけた。「よくやった、マドレシス。ヒュドラを倒し、ここに安らぎをもたらした。これで全てが終わったはずだ。」
エリオスはポケットから小さな石を取り出した。それは「導きの石」と呼ばれるもので、彼が以前にマドレシスに渡したものだった。エリオスがその石を掲げると、石が微かに光り、その輝きが何か不安を呼び起こした。
「これが…」エリオスが石を手にしながら、語る。「これが、君のために持っていた導きの石だ。」
その瞬間、マドレシスの心に冷たい震えが走った。石の輝きに違和感を感じ、直感が告げる。これは偽物であると。
「これが…違う。」マドレシスは声を震わせ、エリオスに問いかける。「この石は本物ではない。何かがおかしい。」
エリオスの表情は驚きに変わったが、すぐに冷徹な笑みが戻る。「よく気づいたな、マドレシス。」彼はその言葉と共に、手に持っていた石を地面に投げつけた。石が割れ、中から黒い煙が立ち上ると、広場が暗闇に包まれていく。
その煙が広がり、エリオスの姿が変わり始める。彼の体が震えながら異形の姿に変わり、その圧倒的な存在感が神殿を支配した。エリオスは、マドレシスに向かって冷酷な視線を投げかけ、その裏切りの意図を露わにする。
「この石は偽物だ。」エリオスが冷たい声で告げる。「最初から君たちを欺くための道具に過ぎなかった。」
その言葉と共に、エリオスの体からは神々の力が迸り、広場を震撼させる。彼の姿は、かつての信頼を裏切り、新たな恐怖をもたらす存在として立ち上がった。
「実は、18体の厄災がまだ残っている。キミが倒した奴らは創造神さまに作った雑魚の存在だから」エリオスの声が響く中、周囲の空気が一変する。暗雲が立ち込め、空が裂けるような轟音が響き渡る。広場に現れるのは、彼らがこれまでの戦いで信じていた「導き」とは程遠いものだった。
「君たちがヒュドラを倒したことで、真実に気づくことができた。これからは、全ての厄災が君たちを襲うだろう。」
マドレシスは、エリオスの裏切りに直面しながらも、心に強い決意を抱く。彼の目には、過去の仲間との絆と、これまでの苦難を乗り越えた誇りが映る。「エリオス、お前の裏切りを許さない。どんな困難が待っていようとも、全ての厄災を倒して見せる!」
エリオスはその冷徹な笑みをさらに広げ、マドレシスに向かって宣戦布告する。「それでは、君の挑戦を楽しませてもらうとしよう。さあ、18体の厄災が君を待っている。」
広場に広がる激しい暗闇の中で、マドレシスとエリオスの間に運命が交錯し、壮絶な戦いの幕が上がる。彼らの戦いはまだ終わらない。これからの未来に向けて、彼らがどのようにその運命に立ち向かうのか、その行く先は誰にもわからない。