コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして、最後は悠人さんの皆さんへの挨拶。
お互いの両親への言葉もちゃんと入れてくれて、最高に思いやりに溢れたスピーチだった。
大拍手と共に、感動と笑いに包まれた結婚パーティは終了した。
イベントごとが全て終わって、私達は慌ただしくまた美容師として仕事に邁進した。
昨年の同じ時期に再会し、それから1年で結婚した私達。1年前には、思いもしなかった未来。
あの時、美咲と同窓会に行かなかったら、そして、悠人に出会わなかったら、この現実は確実に無かったんだ。
この1年、本当に私を大事にしてくれた悠人。
そのことはどんなに感謝してもしきれない。
それから数ヶ月して、そんな私に嬉しい出来事が起こった。
悠人との大切な赤ちゃんを身ごもったんだ。
お腹に新しい命が宿った。
私はママになるんだ――そう思うと、嬉しくてドキドキしたし、初めてのことで不安にもなった。
妊娠を誰よりも喜んでくれた悠人が、絶対に無理はしないようにと言ってくれて、それからは仕事もセーブした。ただでさえずっと優しくしてくれてたのに、今はさらに何倍も気遣ってくれてる。
私と赤ちゃんを1番に考えてくれる悠人を、ますます頼りにしたし、どんどん好きになっていった。
そして、私は早めに美容院を辞めて出産に備えた。
いろいろ大変なこともあったけど、周りの人達に助けられて、数ヶ月後に無事に赤ちゃんを出産することができた。やっと赤ちゃんに会えた時は、喜びと感動で涙が止まらなかった。陣痛は辛かったけど、安産で母子ともに健康で、悠人はホッとしていた。
悠人は、早速パパの顔になって赤ちゃんを溺愛してる。時間があれば、オムツを変えたりお風呂に入れたり。子煩悩なパパで、本当に頼もしい。
それでも忙しい悠人や、私のためにお互いの両親も助けてくれ、少しずつだけど、私も、母親として成長することができた。
小さな小さな可愛い我が子に、私達は「月城 アンナ」と名付けた。